元々、新築時にデッキだけを施工されたK・T様。中々使い道が無いお庭を何とかしたいとご来店いただきました。
元々のお庭全景です。
ここで注目したいのは、この素晴らしいロケーション。
瀬戸の高台に位置するお庭は猿投の山が見える抜群の好立地。
これを活かさない手は有りませんが、まずは何より最初に現状の分析からリフォームは始まります。
現状としては、ウッドデッキに防草シートと砂利のみ施工してありました。
今回のケースのように、新築時にとりあえずデッキのみを造られる方は結構多いかと思います。
しかしながら、デッキだけだと結局庭をどのように使ったらいいかがわからないので、使えないと言う
ことが起こったりする場合があります。
ウッドデッキやテラスを作るときは、まず最初に『その場所をどのように使うか?』ということを考えるのが最も重要です。
日向ぼっこをする為なのか、洗濯物を干す場所が要るのか、ペットと一緒に過ごせる場所がほしいのか、
バーベキューを楽しむスペースが欲しいのか。
このようにどこで何をするというか?と言うのを『ゾーニング』と言います。
これが何よりも大切になります。
ゾーニングは図面上でしっかりと行います。ここは非常に重要です。どれくらいのスペースでどういうことをするかと言うのは、現場でも分かりそうですが、実際はこのように図面上で書きながら行ったほうがスケール感を落とし込めるので適していると私は思います。
こうしてヒアリングをしながら書き込んでゾーニングをし、プランニングまでしていきます。
ここで非常に大切になるのが、『コンセプト』。
お客様のご要望を伺って、今回のお庭をどのようなコンセプトで生まれ変わらせるか。
ゾーニングも大切ですが、もっとも大切なのがコンセプト。
コンセプト次第でゾーニングも変わってしまうと言うことが起こります。
今回は表題にあるように、立地を生かした南欧風リゾートガーデンへリフォームと言うのがコンセプトになります。
そうして出来たプレゼンテーションの図面が以下の図面となります。
既存のデッキを生かしたプランとなりました。また、乱形石の飛び石や植栽を多く入れることで南欧風の柔らかいイメージを表現したプランになります。
瀬戸市の高台から見渡せる、絶好のロケーションにふさわしい、南欧風のガーデンへ生まれ変わりました。
このように緑が入り、日陰ができるととてもお庭らしくなりますね。
お客様も喜んでくださり、お邪魔するたびにどんどんと花が増えていっているような気がします・・・
これからの成長が楽しみなお庭になりました。
K・T様本当にありがとうございました。