本日は、外構やお庭作りには無くてはならない
『ブロック壁』の作り方です。
今回のお庭では、境界を広げるためにブロック積を撤去しました。
今回は敷地を広げるために新しい境界部分にブロック土留めを作るところを書きたいと思います。
まずは、土を掘るところからです。
ユンボと言われる掘削機械で大まかに掘った後、
職人さんの手掘りで境界杭の周りや、お隣さんとの境を丁寧に掘っていきます。
ブロック壁は大まかには2種類
・土留め(土をとめるためのもの)
・壁(空間を仕切る役割。土圧はかからない)
に分かれます。それぞれ、土圧・壁の高さによって、基礎の大きさや鉄筋の太さ、鉄筋の入り具合、使うブロックの種類がかわってきます。
鉄筋は人間で言うところの『骨』でしょうか。これがなければ立っていられません。
(しかしながら、古いブロック壁なんかは入っていないことも多いです。ちゃんと安全か診断されることをお勧めします。)
ブロック基礎が出来ました。ここで大きさや鉄筋の位置が仕様通りかチェックします。
この際、鉄筋の頭にはキャップをつけて事故防止を図ります。
実はこの基礎がとても大切です。しっかりとしたブロック壁にはしっかりとした基礎が必須。
ブロックが積み終わりました。
一般的には普通コンクリートブロックの場合はブロックの中は穴が開いています。
そこの穴はモルタル(セメントと砂を水で練ったもの)で埋めることなく空洞のまま置いておいて、
鉄筋が通るところだけモルタルで充填していきます。
こうすることにより、鉄筋がモルタルでカバーされ鉄筋が錆びる事を防げます。
ブロックが積み終わったら、土留めの場合は土を入れ戻します。
その際は写真のような転圧機械によって、後で沈んだりしないように
よく転圧をします。
こうしてブロック壁が完成します。
現場に行くたびに思いますが、ブロック壁作るの本当に大変だと思います。
職人さんはすごい!!本当に感謝しております。