日本とイギリスのガーデンライフの違い
『お庭があったら毎日楽しく庭で過ごしたい!!』
皆さんそう思われると思います。
私が経験した感じでお話しすると、イギリスの人々の庭にいる時間は
日本人が庭にいる時間より随分と長い気がします。3倍くらい長いのではないでしょうか?
しかしながら、日本においては少々困難な理由がいくつか有り
それを阻んでいると思います。
では、それは一体なんなのか?その原因を一つでも減らす事ができれば
日本のガーデンライフももっと楽しくなるはずです!!
違いその① 気温・湿度
日本において(名古屋の場合)快適に庭で過ごす事ができる季節は、
4月の終わり頃から5月の終わりくらい。
また、10月の中頃から11月中頃くらいでしょうか?
もちろん、過ごす人によってはもっと庭で遊ぶという方もおられると思いますが
春と秋をたしても2ヶ月くらい。本当に少ない気がします。
この平均気温はちょっと調べられなかったので
1981年から2010年の愛知県における
5月と10月の平均気温と相対湿度を調べてみました。
5月の平均気温が18.9℃ 相対湿度が65%
10月の平均気温が18.1℃ 相対湿度が68%
だいたい18℃で湿度が65%付近くらいが庭で過ごすには快適(柴垣の感じ方)
という事がわかります。
ではイギリスはどうかというと。
まず平均気温(最高気温と最低気温の中間値を平均としています。)が
5月 14℃ 6月 17℃ 7月 19.5℃ 8月 16.5℃ 9月 16.5℃ 10月 13.5℃
となっています。日本より随分と過ごしやすい事がわかります。
また、湿度は平均すると意外と高いようですが5月で最低が50%最高で90%。
10月では最低で63%最高で95%。
それぞれ平均してみると70%と76.5%日本より若干高めですが
気温が低いせいか、体感的にはそれほど気になりません。
また、6月から9月の間の湿度も夏から少しあがってくるくらいで
気温が低い為に、あまり気になりません。
このように、外で過ごしやすい気象条件があるという事が、まず1番の原因であると思います。
違いその② 日照時間の差
その次に日照時間の差が有ると思います。
イギリスの庭のシーズンは4月から10月くらいまで。
本日7月10日を基準として考えると
3ヶ月前の4月10日の日の出は6:14で日の入りは19:49
本日7月10日の日の出は4:53で日の入りは21:17
そして三ヶ月後10月10日の日の出7:14 日の入り18:19
夏至の日ですと16時間半くらいの日照時間。
イギリスでは夏場は本当に一日が長く感じられます。
それに比べて、冬は本当に辛い。日照時間が少なくなり毎日曇り。
相当、気分的に暗くなります。
最初は、『それくらいどうという事は無い』と思っていたのですが
とんでもない。めちゃくちゃ辛いです。
これは味わった人しかわからないかもしれませんが、太陽がこれほど大切だとは
日本を出てみるまでわかりませんでした。
そのため、イギリスの人々は5時に仕事が終わったら、早い事パブに行ってビール!ビール!ビール!という生活です。ビールのあまり飲めない私でさえそんな生活でした。
それだけ長い時間外にいて日光を浴びておこうというのが狙いです。
ましてや庭のあるお家でしたら、お庭に出て遊びながら存分に太陽を浴びようとします。
これが2番目の違いであると思います。
違いその③ 蚊などの害虫が少ない
何故だか理由はわかりませんが、イギリスにはほとんど蚊がいません。
理由を聞いても当のイギリス人は気にした事も無いようで、聞いてみると
『確かにあまり居ないね。居ない理由はわからないなあ。』という答えが多かったです。
居ないのに、居ない理由を考える訳が無いですね。
私は一年と少しイギリスに居た間に一度だけ蚊に食われた事があります。
これが3番目の理由ですが、個人的に一番の理由はここだと思います。
対策は次回以降のブログで!!
本当は対策も書いていくつもりだったのですが、本文が長くなりすぎたため
次回以降のブログで考えていきます!!