先日、いつものLIXILさんの研修が常滑のINAXライブミュージアムでありました。
外構・庭と切っても切り離せないタイル・陶器のミュージアム。
そこで見つけた面白いものを今回は色々と紹介します。
まずは殿様のトイレ
この施設は私の興味を引くものが大量にあったのですが、まずはこれ!!
上の写真が『殿様のトイレ』です。
写真を見るとわかりますが、漆塗りで黒光りしていて凄い存在感です。
INAXライブミュージアムの館長さんの説明によると、
トイレは汲み取り式で、お殿様の排泄物は下にある引き出しから引き出され
貴重なもの(栄養豊富なので)としてお金になったらしいです。
本当!?と思いますが、本当らしい。いいもの食べてたのでしょうね。
鳥居型のハンドルのような部分が、今のトイレの金隠しの部分に当たるそうです。
実はこの金隠し、語源は「衣隠し(きぬかくし)」で、和服の着物の裾をここにかけて用を足した
と言う歴史があり、それが段々と言葉を変えていき「金かくし」と言う名前になったそうです。
全く知りませんでした。
男性の金を隠すための物ではなかったんですね!!
INAXライブミュージアムは凄い
トイレのインパクトがものすごかったので、いきなり紹介してしまいましたが
INAXライブミュージアムは6つのエリアで構成され、それぞれが特徴を持ったとても良い施設でした。
先ほどの殿様のトイレは「窯のある広場・資料館」にある展示で、
1Fはおしゃれに生まれ変わった窯の中が見られる場所と日本のトイレの歴史が丸わかりの
トイレ展示があります。
ライブミュージアムの名前が何故付いたかというと、文字通り
「ワークショップやイベントなどを通じ地域連携のミュージアム作り」を目指しているからこの名前になったそうです。
泥団子のワークショップや「建築陶器のはじまり館」の外壁を作ったりと
コンセプトにあった活動をされているそうです。
参加してみたいなー。
「建築陶器のはじまり館」には、あの近代建築の三大建築家の一人であるフランク・ロイド・ライトの
設計した帝国ホテルの柱が有ります。
この帝国ホテル建築の際に使用したタイルがINAXで作られ、このタイルがあった為、今のINAX、
いや、日本の建築タイルの歴史が始まったと言っても過言ではないと言う説明でした。
凄いですよ。本当に。
でも、館長さんの説明が無ければ全然わからなかった・・・・
ここでちゃんと勉強しようと思ったら、館長さんの説明かイヤホンガイド(あったかな?)は必須!!
凄い勉強になります。
全然書ききれません(T。T)
ということで、次回もINAXライブミュージアムについて。
次は「まるわかり世界のタイルの歴史」と言う感じでお届けしたいと思っています!!