本日、私は柴垣グリーンテックが有る守山区大森から車で5分の距離に有ります、
名東区のダイエーに入っているヤマダ電機に無性に行きたくなりました。
(私事ですが、柴垣は電気屋さんがとても好き。ハイテク最新家電大好き。)
車で前の道路を通ったときに何か違和感。
何だろうなあ、と思って『ハッ!』と気がつきました。
そして車を駐車場に止めた後に速攻写真を撮りました。
一本だけ落葉していません!!
本日はこの街路樹が何故一本だけ丸裸でないのかに迫ってみたいと思います。
一本だけ落葉していないのは何故?
何故でしょう?
このような事が起こる理由として私が思いつくのは3つ有ります。
①これだけ違う品種の植木だった
これだけ違う品種が入っていたとすれば、納得がいきます。
しかしながら、私の記憶ではここは確実にフウの並木道でした。
また、一本だけ違う植木が入っているというのは、公共事業で植えられる街路樹では
(納品時のチェックが有るはずなので)考えにくいです。
②ここだけ環境が違った
また、周りの環境(日があたる当たらない、風が強い弱い、水が少ない多い等様々な理由)
によって違うというのも、街路樹という事から考えると違う気がします。
③個体差
となると、やはり個体差という事しか考えられません。
このフウの木はとても、寒さに強いという特性を持った植木だったのではないでしょうか?
植物には他の生物と同じ様に個体差が有る
我々人間や動物等にも個体差が有る様に、実は植物にも個体差が有ります。
(地球上に生きる生物は全部個体差が有るのでしょうか?無い生物も有るのかな・・・?)
今回の写真は、ものすごくそれを表しているのではないでしょうか?
他の街路樹(多分アメリカフウ)は落葉しているのに、この一本だけほぼ全て葉っぱが残っています。
このように、植物にはそれぞれ個体差があります。
同じ環境で育った兄弟の苗だったとしても、似たところは持っていても
それぞれに特徴が有るという事です。
例えば、現場に植える前、畑では奇麗に花が咲いていたのに
移植して違う現場に植えてから全く咲かなくなって、15年後にいきなり咲き出したなんて事や
その逆の事が起こったりすることもあります。
大体は、環境が変わった事や、植木の体力的な問題(移植時は根っこを切って植木に大きな負担を与えるため)が原因である事が多いのですが、今回の事例の様に個体差であるという場合も有ります。
正直ここまでくると、プロでも読めません。
植木はお嫁に行くのだから少々の事は目をつぶってほしい
私が修行していた造園屋さんでは、
『植木はお嫁に行く』
と言われていました。このように言っている植木屋さんは今でもかなり多いのでは無いでしょうか?
畑に植わっている所から、根巻きをして、姿形を整え奇麗にして他のお家へ行く。
まさしくお嫁に行くのです。
植木屋さんはその心境で、植木を現場に連れて行くのです。
ごくたまに、『植木の花が咲かない』とか『実がつかない』という理由で交換してほしいと言われる方が
おられます。私の本心としては、それくらいの事は目をつぶってほしいです。
いきなり違う環境につれてこられて、それぞれ個体差もある。
1年2年でお嫁さんは取り替えられませんよね?
植木屋さんの立場としては、もう少し長い目で見て植木を愛してほしいなと思うのです。
何か、書いているうちに変な結末になってしまいましたね!あちゃー。
皆様、植木ちゃんの事よろしくお願いします。