先日もイギリスのガーデンで、庭に砂利を使った事例を紹介しましたが
今回は、芝生のお庭を紹介したいと思います。
芝生は管理が大変だけど美しい
芝生の庭は本当に美しいです。
写真はイギリスのガーデンですが、緑の中に花の色がとても良く目立ちますね。
でも、この庭を保つ為に、イギリスのガーデナーはしょっちゅう芝刈りをしています。
こちらのブログでも書きましたが、芝刈りは道具が命です。
そのため、イギリスでは庭施設でも一般家庭でも、しっかりとした芝刈り機があります。
また、イギリス人の友達に『そんなにしょっちゅう芝刈りするの大変じゃない?』と聞いた所、
『芝刈りは庭いじりの醍醐味。これが楽しいんだよ!』と言われました。
芝生のお庭をつくる秘訣は排水にあり
では、どうしたらこのような美しい芝生の庭をつくれるのでしょうか?
(大前提として、イギリスの芝生は常緑です。日本では常緑は育ちにくいので冬枯れるタイプの説明です。)
ご自分で芝生を張られるという方にいつも私がお話しする事ですが
芝生の庭を作る秘訣は雨水等の排水に有ります。
芝生の施工ポイントを順におってみると
①土壌の排水が悪い場合は排水を良くする工事をする
②土壌の排水に問題が無ければ芝生を張る為の土を排水勾配を考えて整地する
③芝生を並べていく
④芝生の上から山砂などの排水性の良い土を5から10mm程の厚さにしきならす(目土と言います)
⑤目土と同時に芝生の目地にもしっかりと土を入れる
⑥表面の排水が良くなる様に凸凹をなくす為に目土をしっかりとし直す
⑦しっかりと散水をする
とこの様になります。
これだけの事を、自分でやるのは本当に大変。
あらかじめ、造園屋さんが芝生を張るだけの状態にしておいてくれれば良いですが
何も無い所からここまでしようと思うと相当大変です。
(前書いた砂利と防草シートのお話しと同様に、休みが何日有っても足りないし
きっと凸凹が出来て、長年立つと凹の部分から芝生がだめになってきてしまいます。よって、私の
場合は砂利と防草シートと芝生はご自分でという事はあまり言いません。)
下の写真は①の部分を重点的に行った場合の写真ですが、ここまでの工事になると
プロにお願いするのが良いと思います。
ここまでの大工事だと中々自分で出来ませんが
そこまで排水性の悪くない土地であれば、②〜⑦をやって
排水の事をしっかりと行えれば、ご自分でも施工可能です。
このようにして芝生を施工されるならば、その愛着はとても大きくなると思いますので
芝刈りも全く苦にならないかもしれません。
何でもそうかもしれませんが、愛着が有れば続けられる気がします。
これを読んでくださる方々ならばきっと出来ると思います!
チャレンジされた方は、是非ご一報を!!