本日は、剪定道具の紹介です。
職人にとって道具は『命』。道具の使いやすさによって出来る作業量や作業の質がかわってきます。
また、植木職人の場合、木の上などの高所での作業である事も多いので
どのような道具を使うかがとても重要になります。
ホームセンターには沢山の剪定用の鋸が売っています
私は元々、造園屋さんで修行をしていたので、一通りの剪定道具は持っているのですが
年末から何故か鋸が見つかりません。
会社の倉庫に置いておいたと思うのですが、見つからない。
(結局、社長がどこかへしまったと判明しました。)
職人失格だ!と思いながら探しましたが、無い・・・・
明日の作業でどうしても鋸を使いたいのですが、無いでは話になりません。
5年使って、ケースも割れたのをテープでくっつけてあったし、新年だから新調するか!!
と思いまして、早速ホームセンター A へ。
園芸用品コーナーへ行くと、そこは剪定道具の山でした。
沢山の鋸がそこには有りました。
でも、私が愛用していたあいつが居ません。
『植木職人は引退したが、道具は譲れん!!』
という事で、ホームセンターAの近くに出来た、巨大なホームセンターBへ
ホームセンターBには私が求めていた鋸が有りました。
近くに有ってよかった!
それにしても、沢山の種類の鋸が売っていました。
最近は職人さんもホームセンターで道具を買うのかもしれませんが
私は植木屋さん御用達のプロショップの様な所で買っていたので
駄目な物は売れないので仕入れられなくなり棚には並ばなくなります。
よって、こんなには種類は売っていなかった気がします。
また、最近のホームセンターは『自社ブランド』の鋸まで売っているので
更に種類が増えています。それも、980円で。
これだけの種類が有ると、一般の人がお庭の剪定をしたいと思ったときに
どの道具を選べば良いか絶対迷うとおもいます。
そこで、おすすめ鋸のご紹介!!
おすすめノコギリは?
オカツネ
私が職人になった最初に、『とりあえず、オカツネ(岡恒)使っとけば間違いない。』
と言われて、使っていた鋸です。
こちら、切れ味鋭くとても良い鋸です。
アマゾンでは鋸の替え刃しか売っていなかったので、替え刃の画像ですが
本当は木のサヤと木の柄が付いています。
しかしながら、こちらのオカツネ。少々堅い。
堅いという事はそれだけよく切れるという事なのですが、堅い分、実はもろい。
植木を切る時には上手にやれば刃先だけに力が行き切れるのですが、
下手な場合は持つ手がぶれたりして、刃先以外の横へ力がかかったりもします。
そのときに折れる。
植木を切る場合というのは、切りたい箇所が100%上手に力をかけれる場所とは限らない
(木の上だったり)ので、少々難しい鋸という事が言える気がします。
私の感想としては、熟練度の上の人が使う鋸かなあ。
ARS(アルス)
こちらも良い鋸。アルスの特徴は折り畳んでしまえる鋸であるという事。
そして、切れ味も鋭い。
使い方にもよると思うのですが、オカツネよりは切れ味が落ちる気がします。
(また、切れ味は長く持たない気がする。)
その分、強度は上がります。
一般家庭では、これくらい有れば十分です。
一番の特徴である『折りたたみ』の機能は、家庭でしまっておくには最適!!
家庭には、これくらいが良いかもしれませんね。
私の愛用する『ゴム太郎』
最後に、私の愛用する『ゴム太郎』を紹介します。
ホームセンターB(正解はカインズホーム)で3,780円でした。
実は私、ゴム太郎の事を最初は馬鹿にしていました。
『何だよ、ゴム太郎って。おんどりゃあ、馬鹿にしたネーミングしやがって!』と。
冗談はさておき、このネーミングで本当に切れるの?と思っていました。
しかしある時、職人友達が『ゴム太郎ね、結構良いよ!』と言っていたので使ってみた所・・・
良い!!良いではないか!!
ゴム太郎の最大の特徴は、そのゴムの様にしなる程曲がる刃の柔らかさです。
とても柔らかい。この柔らかさは、どんな状況にも耐えうる柔軟性を持っています。
また、切れ味も鋭く長持ち!
いいわー。ゴム太郎。私、好きになったらとことん好きになる物で、もう他にはいけません。
明日使うのが楽しみです!!
ゴム太郎お勧めします!!
アマゾン、安い(T.T)