2015年2月10日に職長能力向上研修に行ってきました。
普段、外構やお庭の仕事をしていると、作ることばかりに神経を集中してしまい
忘れがちになってしまいますが、やはり何よりも優先されるのは安全です。
今回は、職長と言う資格のお話です。
職長とは何か?
初めに『職長』とはどのような資格かを紹介すると。
図には色々と職長の文字が見えると思います。
簡単に説明しようと思ったのですが、この図では中々難しい。
この図は主に規模の大きな現場の組織の図となります(50人以上)。
大きい現場では沢山人が出入りするので、それぞれに長を決める必要がある。
職長さんの位置を見ていただくと、作業員の上に来ています。
非常に簡単に言うと、作業する作業員さん達を指揮する人たちのことを言うということになります。
よって、私のように現場を管理する人間が持っていなければいけない資格という事ですね。
私も、あるメーカーさんの職長研修(2日間みっちりと行ったのを覚えています。)を受けて
職長の資格を取得しました。
また、一番上の写真のテキストには
職長は、現場の運営に携わり、品質、コスト、工程、安全、環境について管理・監督を行う。
と書いてありました。現場の責任者ということですね。
因みに柴垣グリーンテックの社員は全員職長の資格を持っていますので、工事の際はご安心ください。
職長能力向上研修で上級職長になる!
今回はある元請会社さんで行って頂いた能力向上研修でした。
実は職長の資格は
法律で、概ね5年毎に能力向上研修を受け無ければならないと決まっています。
今回の研修は朝9時半から夕方6時までみっちり。
正直、疲れますが、それ以上に得たことは多かったです。
安全について学ぶ
現場では、コストと工期の関係もあり段取り・順序良く進むように考え行動します。
この行動は一般的に、『良いものを安く作る』と言う、お客様にとっても、仕事を請けた会社にとっても、
作る職人さんにとっても有利になる行動で、今の日本においてはこの行動に基づいて行われない経済活動は
無いんじゃないかな?と思うくらい普通のことであります。
現場でも、当然そうした行動を取るのですが
ここで考えなければいけないのが『安全』です。
しかしこの安全、守るのが簡単なようで、実はそんなに簡単ではないのです。
人間は本能的に行動特性として
・不注意・・・注意が不注意に変動したとき、危険な作業や状態と重なり合ったとき、事故や災害が起きる
・錯覚・・・例えば、同じ長さの垂直線と水平線の長さを比べたときに起きる、長さが違って見える視覚からの錯覚等。
・近道・・・横断歩道や安全作業通路があるのに禁止されている近道を横断したり、道路外を通るこをいう。
・省略・・・決められた仕事・作業等の手順を省いて仕事をすることを言う。
の四つがあるといわれています。
近道や省略などは、『ちょっとのことだからいいいや』、『こっちの方が近いから』と言った理由を自分に様々に
付けて、誰もが日々行っていることだと思います。
しかしながら、工事現場ではこれが命取り。
分かっているのに、ついやってしまう。
知らず知らず、忘れてやってしまう。
このようなことは、工事現場に働く人だけではなく、全ての人間にあること(ヒューマンファクター・人間の行動特性)
なのです。
よって、このような機会に改めて安全について学び考え直す。
本当にものすごく重要なことです。
安全宣言
柴垣グリーンテックでは、いつも安全に気をつけて作業をしていますが、
ここで改めて安全宣言をしたいと思います。
①不安全行動は『敵』を合言葉に、現場作業、現場管理を行う。
②安全は何よりも優先されることを意識する。
③まずは自分から率先して行う。
④安全は格好悪くない。格好いいことだ。
⑤安全に対して考える日を月に一度設け学び続ける。
分かっていて、気をつけていても起こる可能性があるのが『事故』。
その可能性を限りなく下げること。
柴垣グリーンテックはこれからも安全に取り組み続けます!!