今日、ふと鉢植えに植わっているビオラを見たら、こんな状態でした。
「いかん、いかん。これでは花が直ぐ終わってしまう。」と思い、あることをしたのですが・・・・
今日は、そんなお話。
植物の栄養はどこに集まるのか?
植物は根から吸い上げた水と養分、そして太陽の光によって葉っぱから炭水化物と酸素を作りだします。
これが一般的に言われる光合成。
考えてみると、ものすごい効率の良い生物ですね。
酸素を作り出すと言うことは、本当に人間は植物が無いと生きていけない。
やっぱり植物は凄いなあ。
と、話しがそれました。
そう。作り出された炭水化物。これは、植物の栄養分になるんですが、作られた後は一体どこへ行くのでしょう?
もちろん、植物の体を大きくすることに使われたり、根っこの部分に使われたりもするんですが、
この栄養分を植物はあることに使います。それは、
『子孫繁栄』
そうです。子供を残す為に多くを使おうとするのです。
具体的に言うと、
『種に栄養を集める』 ということになります。
種を作らせないように『花がら』を摘む
植物は花が咲くとそこに種を作ります(確か、小学校?で習いましたよね)。
その種は、植物が光合成で作り出した栄養をどんどんと吸っていく。
そうやって種を作らせないように、しおれた花がらを摘んでしまう行為。
これを
『花がら摘み』
といいます。
園芸が好きな方は、当然知っている知識ですが、初めて外構やお庭を作る方や。
プランターで植物を育て始めた方は、まだ知らない方もいるかもしれません。
これは、ビオラなどの一年草(1シーズンで沢山花を咲かせるような植物)では、効果絶大。
逆に言うと、花がらを摘まないと、直ぐに花が終わってしまうきがします。
摘んだ花がらの下には、新しい花芽が待機している
花がらを摘んであげると、下のほうに待機している新しい花芽がどんどん伸びてきて花を咲かせます。
花がら摘みは、本当にとっても簡単。
しおれた花は見た目も良くない
↓
それを摘む
↓
今以上の数の花が咲く
↓
繰り返すと、栄養が植物全体にいきわたり植物自体も強くなっていく
↓
どんどんと花が付く
このようなサイクルが発生して、非常に沢山の花を1シーズンに咲かせてくれます。
『花を摘むなんて抵抗があるなあ』と言う心優しい方。
花がら摘みはとっても楽しいです。
ぷちぷちと取っていくうちに、どんどんやめられなくなります。
取り終わった後は、何だかとってもすっきり。
こんな風に感じるのは私だけでしょうか?
私が考えるに、植物に触ると言う行為自体がストレスの発散になっている気がします。
とっても簡単に花を沢山長く咲かせられる。
一日のほんの少しの時間です。
是非、試してみてください。とってもすっきりしますよ!!