本日、家に帰りましたら和菓子がありまして、あけてみるとそこには見慣れない和菓子が・・・
と言う事で、今回は植物の葉っぱを使って作っている和菓子を調べてみました。
その名は『椿餅』!!
その名は『椿餅』。そのままだ。
椿の葉っぱを上にのせたから椿餅。
柴垣、これまで37年間生きて来ましたが、恥ずかしながら、この椿餅は見た事が有りませんでした。
それにしても、この深緑色の美しい椿の葉は一体なんなんだ?
何とも美しい輝きを放っている。
一体どのような味なのだろう?
もの凄く食べてみたい誘惑に駆られます。
しかし!しかしだ!
発見したのが、夕食をたらふく食べてしまった後だった事と、この椿餅は一つしか無く、
当然、買って来た人が食べるべき物なので、私は我慢。
いや、良いのだ。私はダイエット中の身。それに、きっと椿の味はしない。
(椿の味がしたら、大変だ。きっと青臭い。)
それよりも、椿餅だ。この和菓子について調べるのだ!
椿餅は平安時代に軽食代わりに食べられていた餅菓子
興奮しすぎて、上の文章が変にハードボイルドになってしまいました。
ごめんなさい。
気を取り直して、早速『椿餅』をググッと調べたところ
椿餅(つばいもちひ、つばきもち)は平安時代に、軽食代わりとして食べられた餅菓子。また現代の京菓子。
平安時代の菓子は唐菓子と言って中国伝来の揚菓子がほとんどだが、桜餅のように団子を植物の葉で挟む形式などが珍しく、この椿餅は日本独自のものでないかと言う見解もあるが定かではない。その説に従うなら、これが和菓子の起源である。
河海抄の記述によれば、もち米を乾燥させて臼でひいて作った餅粉(現在の道明寺粉)を甘葛の汁で練って団子のようにし、椿の葉で包んだもの。
現代の菓子のように日常的な間食に用いる物ではなく、貴族の館で大規模な蹴鞠の会が催されたときに参加者に配られていた。
「椿い餅、梨、柑子やうのものども、様々に筥の蓋どもにとりまぜつつあるを、若きひとびと、そぼれとり食ふ」(源氏物語若菜上)
現代の椿餅は同じように椿の葉で上下を挟んだ白い道明寺の餅の中に餡が入っている。冬から初春にかけての京菓子として茶席などに出される。
(Wikipediaより引用させて頂きました。)
凄い。和菓子の起源だったなんて・・・・
世の中知らない事だらけですね。
毎日勉強になります。
椿の葉の効能
では、一体何故椿の葉を使ったのでしょうか?
Wikipediaにはその理由までは載っていませんでしたので、調べたところ、
椿の葉を使った『お茶』が売られている事を発見。
こちらの椿茶は、『糖尿病の予防や、中性脂肪・体脂肪を下げる効果や便秘解消の効果が確認された。』と書いてあります。
なるほど!椿の葉っぱとお茶から作られているみたいなので、お茶の効果もあるかもしれませんが、
よくよく考えると椿はお茶の親戚。似た成分なのかも知れませんね。
私は、平安時代と分かったので、てっきり『長く保存できる』とか『殺菌作用がある』と思ったのですが、それは無いようです。
この美しい葉を、おいしい餅にのせて、目でも楽しむ。
平安時代の人々の粋な心が現代にも伝わっているのは、本当に嬉しい事ですね。
やっぱり日本の歴史は面白い!!