皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。
アメリカで感じた事の一つが、コンクリートの使い方、見せ方が上手だと言う事です。
国土が広いので、安価で耐久性の高い材料を選ぶというのは当たり前かもしれませんが、
その使い方が上手。
そこで、今回はアメリカのコンクリート製品を特集してみたいと思います。
洗い出しを上手にデザインに生かしたコンクリート製品
アメリカのコンクリート製品(2次製品)は結構洗い出し仕上げがデザインに組み込まれている事が
多かった様に思います。
上のベンチは足の部分と座面の部分を違う仕上げにしてあります。
こうする事で、座面はシャープなデザインに、そして足元は自然に見えて来ます。
また、ベースのコンクリートに色を付けてあるので、下のコンクリート床とも違った質感になる。
面と面が交わる角は仕上げが結構大変だと思うのですが、上手にできてます。
こちらのゴミ箱も洗い出しを使っています。
この製品は本当にどうやって作るのでしょうか?
どこまで手作業で出来るのでしょう?
左の円筒型のゴミ箱の方は、もしかしたらハツリ仕上げかもしれませんが、
一体この深いラインはどうやっていれるんだ・・・製法を知りたいです。
よく見ると写真は公園やパブリックスペースにある物が多いですね。
ベンチやゴミ箱。水飲み場、街灯。やはり壊れにくい方が良い物に採用されている。
この水飲み場は良いですね。下の方に付いているボウル部分で犬が水を飲む仕組みです。
また、街灯の頭は丸くなっています。手作業じゃこんなに奇麗に作れないはずですが洗い出し・・・
どうやって作るのでしょう?知っている方がいたら教えてください。
こうして見ると、コンクリートにはまだまだ可能性がある気がします。
様々な形も作る事が出来るし、強度が高い。
コンクリートと言えば床というイメージが有りましたが、それも捨てるべきでしょう。
個人的にこのような物を作るのは非常に手間がかかりますが、製品として売っているのであれば
使うのは容易。
アメリカには多分売っているので、日本でも誰か作ってませんかね?
作りや見せ方を工夫すれば、安価で素敵なデザインを生み出せると思います。
知らない事が多いですね!これからも勉強だ!!!