もうすぐ旬!!花が咲くと素敵なクライミングプランツの魅力 2015−4−11

イギリス・コッツウォルズのガーデンで見た家の壁を覆うクライミングプランツ
イギリス・コッツウォルズのガーデンで見た家の壁を覆うクライミングプランツ

本日はクライミングプランツのお話。

写真は9年前にイギリス・コッツウォルズのガーデンに行ったときに撮影した写真です。


フジの花がきれいに咲いていますね。

時期はチェルシーフラワーショウのすぐ後くらいなので、5月だと思います。


本日はクライミングプランツの魅力をお伝えします。

クライミングプランツって何?

まず最初に、クライミングプランツとは一体なんでしょうか?


これは、名前から想像しやすいですね。


『Climb』で登る。『Plants』で植物。上っていく植物の事をさします。

ロッククライミングのクライミングと思うとおぼえやすいと思います。


では、そのクライミングプランツはどんな植物が多いかというと、


主に『つる性植物』が主体になってくると思います。

ツルを伸ばして、伸びていきたい方向に有る物に捕まりどんどんと伸びていく。

このような物がクライミングプランツです。


以前、壁面緑化の事について書きましたが、このクライミングプランツを使って壁面を緑化するのも

一つの方法になります。

しかし、ツタの様な植物を使って緑化する事は、建物本体をいためる事にもなりかねないので、

植物の剪定は注意が必要です。

イギリスではフジの花がクライミングプランツとしてよく使われている。淡い紫の花は人気だ。
イギリスではフジの花がクライミングプランツとしてよく使われている。淡い紫の花は人気だ。

こちらもコッツウォルズでみたフジ。イギリスでは『ウィステリア』と言います。

学名ですが、みんなそう呼んでいたような気がします。


日本でここまで中々やりませんね。気候の違いでしょうか?家の壁にフジをはわせている家は結構

多かった様に思います。

こちらもフジ。コッツウォルズ独特の蜂蜜色をした家の外壁に最高にマッチするクライミングプランツです。
こちらもフジ。コッツウォルズ独特の蜂蜜色をした家の外壁に最高にマッチするクライミングプランツです。

フジ以外のクライミングプランツもあります。

バラの奥深い赤色も蜂蜜色の外壁によく合う。贅沢な感じがしますね。
バラの奥深い赤色も蜂蜜色の外壁によく合う。贅沢な感じがしますね。

また、こちらのバラも素敵です。


定かでは有りませんが、こちらの外壁は何か植物が登りやすくする為の金具(例えば、ワイヤーを引っ掛ける釘とか)がついているのではないかと思います。


イギリスの古い家の外壁は本物の石造りだったりするので、金具を埋める何ざあ朝飯前。


それにしても、良い色ですね。

こちらはセアノサス。日本ではこれほど大きな物は見た事が有りません。カリフォルニアライラックともいいます。
こちらはセアノサス。日本ではこれほど大きな物は見た事が有りません。カリフォルニアライラックともいいます。

こちらはセアノサス。カリフォルニアライラックとも言います。

日本では、これほど大きくなる事はあまり無いと思います。

あまり、クライミングするイメージは有りませんでしたが、がっつりと登っています。


私も、育てて失敗した事が有りますが、結構難しい。


乾燥して、排水が良い土地が良さそうな気がしました。



イギリスの王道クライミングプランツと言えばヘンリーツタ。赤い紅葉が見事です。
イギリスの王道クライミングプランツと言えばヘンリーツタ。赤い紅葉が見事です。

こちらは、ヘンリーツタ。葉っぱの形もなかなか素敵ですが、素晴らしいのは紅葉。


真っ赤に染まる美しい壁面がイギリスには有りました。

こちらは、真っ青な壁面から垂れ下がるヘンリーツタ。


こうして垂れるというのも、クライミングプランツの一つの特徴です。


凄く垂れているのがこちら。

凄いボリュームのクライミングプランツ 緑のタコでもくっついたかの様
凄いボリュームのクライミングプランツ 緑のタコでもくっついたかの様

こちらは、イタリア・ローマにて撮影したクライミングプランツ。


上から垂れて来ていますが、もっさりしすぎて、緑色のタコでもビルの壁にくっついているのかと思う

位の存在感。


確か、ローマ、スペイン広場近くの高級ブティック街の中にこちらのタコはいました。

それだけ市民権を得ているという事ですね。


日本も、これだけの物が町中にぽーんと出てくる様になったら、相当面白い街並が

作れると思います。


植物にはまだまだ可能性がありますね!!