先日、おすすめ植物としてミモザを紹介いたしました。
確かに良い所も沢山有る植物なのですが、この花殻も実は結構厄介でした。
我が愛機リーフは電気自動車なので、この日産マークの所に充電用の口が有るのですが、
充電して朝見ると花殻だらけ・・・
これでは充電に支障をきたすと思ったので、早速剪定をしてみました。
Before 剪定前のミモザ
これが本日の剪定前のミモザです。花が終わると何か寂しいですが、ミモザの良い所は葉の色が少し銀色がかっている所。
それだけでも鑑賞木としての価値はあると思いますが、ミモザは花後に切るのが来年も花を咲かせる秘訣。
それに、どんどん伸ばしていったら通気性も悪くなるし倒れやすくなる。
植木は本来、樹木に合わせて剪定時期を変えていかなければいけません。
でも、正直なところ、植木屋さんにその度に入ってもらう事はほぼ不可能・・・
となると、自分でやるしか有りません。
では、いったいどのように剪定すれば良いのか?
いや、それより先にどのような道具が必要か?になります。
そこで、私柴垣のマイ道具を公開します!!
まずは腰道具が必要
私は剪定をする時は、必ずこの3つの道具を腰のベルトに通して下げます。
それは
①木ばさみ
②剪定ばさみ
③ノコギリ
の3つです。
この3つが有れば、殆どの剪定仕事は完了できるので、木の上に登ってもいちいち降りて来なくても大丈夫。
ノコギリはもちろんゴム太郎!!
また、これは人によって違うかもしれませんが、私の場合は『地下足袋』が必須です。
職人をやる前は、まさか足袋を履く日がくるとは夢にも思っていませんでしたが、
これは素晴らしい履物です。
マイ履物ランキングが有ればベスト1は確実。
それほどに、機能的で良い物です。
どこが良いかというと
①履くと足の感覚が研ぎすまされる
地下足袋の底は薄いゴム。そして周りは布で出来ています。
靴に比べると格段に足先の感覚があがります。
植木を剪定する基本の一つは、木の上から剪定をしてくる事。
そうなると、とにかく一番上に登らなければいけません。
しかし、一番上はすっきりして見えやすくなりますが、足元は依然として
もじゃもじゃ。
これは当然足元が見えないという事になります。
その場合は足の感覚に頼って足場を探す事も当然ある訳です。
そのときに靴を履いていたのでは、感覚が鈍りますし、枝にしっかりと足を据える事も出来なくなります。
②ゴミが入り込まない
地下足袋の良い所は、中にゴミが入り込みにくい構造であるという事。
現場作業につきものなのは砂とゴミ。
これらが靴の中に入ってしまうと、入るたびに靴を脱いで出さなければ行けません。
これでは作業効率が落ちます。
また、何より良いのが、作業が終わった後の靴下が奇麗。
これは、非常に嬉しい事です。
しかし、さすがに悪い点も有ります。
それは、薄いので寒い。と言う事。
私は冬になると冬用の地下足袋に履き替えていましたが、それでも寒い。
子供の頃に良くなった『しもやけ』に職人時代は悩まされました。
でも、それでも高い木や不安定な足場の時は地下足袋を履いていました。
植木職人の生命線とも言える道具だと私は思います。
③気持ちが引きしまる
足袋はとてもフィット感が良いです。
逆にフィット感が良くないと、木の枝に引っかかったりするので危険。
そうなると、履いた瞬間にとても気合いが入る。
おし!ビシット!!と言う感じです。
地下足袋の履き方
このように履きます。
人によってそれぞれ履き方も違うかもしれませんが、わたしはこれが良い。
上の3つのメリットを最大限に引き出す履き方かな。
脚立も必要 大きさは色々あるとベター
あと、剪定に書かせないのが脚立です。
これは本来は13尺と6尺くらいが有ると理想です。
13くらい有ると、植木に登らずに済む事も有ります。
また、外からだけでは剪定できない物も有りますので木登りテクも必須ですが、
まあ、二つくらいあると良いと思います。
また、写真の私もかぶっていますがヘルメット。
安全の為にかぶりましょう。
しかし、ヘルメットはかぶりなれていないと枝にヘルメットを当ててバランスを崩してしまうという事も有りますので、その辺りはなれが必要です。
After ミモザ剪定後
Afterはこんな感じ。
今日は、社員さん向けに研修しながら切ってたので少し時間がかかりましたが、
剪定自体は大体15分から20分くらいで完了。
剪定の仕方は、色々有りますがミモザはすぐにボーボーに伸びるので
これくらいきつくかっても良い。
凄いすっきりしますね!!
とてもスッキしました。もう花殻で悩まされる事も有りません。
やはりお庭は手入れが一番!!
それぞれにあった植木の剪定の仕方と時期に適当なお手入れをしてあげると
素晴らしい植木になります。
来年の春がまた楽しみになりました!!