本日5月2日は既にGWの真っ最中。毎日晴天が続いております。
お出かけするには最高の日和ですね!!
そんな中、私はお仕事でしたが、お仕事の合間にハガキを出しにポストへ行く途中、弊社近くの
大森五反田公園にある植木の花が見事に咲いておりました。
そういえばこの植木、面白い名前だったなあと思ったので、
本日はこの木について調べてみました。
5月2日に名古屋市守山区で満開!!それはナンジャモンジャ!!
面白い名前は『ナンジャモンジャ』。
変な名前ですよね。
本名は『ヒトツバタゴ』。モクセイ科の植物です。
前に6月に勝手に花が咲いて手間要らず–おすすめの庭木3種でご紹介しましたシマトネリコも
モクセイ科。似たような花が咲きます。
それもそのはず。ヒトツバタゴの『タゴ』とはトネリコの事を指します。
葉っぱの出方がヒトツバタゴは単葉なのでこう呼ばれる様になったそうです。
花の部分を拡大すると。
このように細い花が集まってもじゃもじゃしています。
何故『ナンジャモンジャ』と呼ぶのか?
何故ヒトツバタゴの事をナンジャモンジャと呼ぶのか?こちらは知らなかったのでググッと調べてみました。
すると、色々な説が出て来たのでご紹介します。
①見慣れない物だからナンジャモンジャという愛称を名付けた
昔の人が、見慣れない立派な植物だからナンジャモンジャと名付けたという説が出て来ました。
親しみを込めてこのように愛称をつけてよんだようです。
このことから、ナンジャモンジャは植物の名前ではない事が分かります。
あくまで『愛称』。このことから、日本の別の地域では『クスノキ』『ニレ』『ボダイジュ』『イヌザクラ』『タブノキ』などもナンジャモンジャと呼ばれているそうです。
だから本当にこの木の名前を呼ぶ時は、『ヒトツバタゴ』と呼ばないといけないんですね。
②神事等で使われていた為、名前を呼ぶのが憚られたため
もともと、この木を神事等に使っていたため、名前を直接呼ぶ事が出来なかった。
そのため、愛称の『ナンジャモンジャ』が広まった説です。
①の様に、他の植物が同じ様に呼ばれる理由にも共通しているかもしれませんね。
③『何の木だ?』と呼ばれているうちにこの名前になった
明治神宮外苑にあった木の事を質問しているうちに、『何の木だ?』から『なんじゃもんじゃ』に
なったという説。
先ほど、NHKスペシャルで『明治神宮 不思議の森 〜100年の大実験』という素晴らしい番組をやっていて、食い入る様に見てしまいましたが、とてもタイムリーな説ですね。明治神宮が造営されたのが100年前だそうですから、名前になっていてもおかしくないかもしれません。
④水戸黄門が将軍にとっさに答えたため
個人的には、これが一番面白かったんですが、あの有名な副将軍。水戸光圀こと徳川光圀が将軍に
『あの木は何か?』と問われ、答えが分からずとっさに『ナンジャモンジャ』と返答したという話があるようです。
明治神宮のサイトに載っているので、なんか一番信憑性高い気がします。
ナンジャモンジャは絶滅危惧種!だけど瀬戸街道には街路樹として植わってるぞ!!
なんと、このナンジャモンジャ。愛知県では絶滅危惧1類に分類されているそうです。
もともと、ヒトツバタゴは長野県、愛知県、岐阜県、長崎県と自生しているのはごく限られた場所のみ
のようです。凄く珍しい分布の仕方で、それぞれの県でもやはり絶滅が危惧されているようです。
この事実をしって不安になりましたが、実は弊社のすぐ近くに有る守山区を走る瀬戸街道沿いには街路樹としてこのナンジャモンジャが約1、5kmに渡り植わっているのです。
こちらの街路樹は、瀬戸街道と国道302号線が交わった所から尾張旭市になるところ(東名高速の高架まで)あたりまで植わっています。
少し前までは、各地で街路樹のハナミズキが奇麗でしたが、今の主役はナンジャモンジャ。
絶滅危惧種だから街路樹に選んだのか、そうでないかは分かりませんが、ここには見頃を迎えたナンジャモンジャが沢山。
お近くにお住まいの方は是非、(柴垣グリーンテックに寄るついでに)瀬戸街道を通ってみてください。
白い花がとても奇麗ですよ。
また、ナンジャモンジャの名前でお子様とコミュニケーションもとれる。
中々ない感じの珍しい植木です。
ナンジャモンジャ!!
響きがいいです。