先日、外構工事で表札をつけさせていただきました。
そのときの職人さんのアイディアに脱帽したので、今日はその作業風景をご紹介!!
これこそ本当の養生テープの使い方だ!!
ますは、表札のつけ方をおさらい。
今回の表札はアイアンのタイプで足が2本伸びているタイプです。
その足が入るように、ブロックで作った壁に振動ドリルで穴をあけて、
差し込んでボンド固定というタイプの表札です。
まず凄いのは、マスキングテープの使い方。
今回のように穴をあけるタイプの表札では、まずどこに穴をあけるかを決定することが何より
重要になります。
この穴の位置はメジャーや水平器などで図って決定するのですが、殆どの職人さんは赤色の鉛筆などで
壁に直接しるしをつけます。
穴をあけてしまえば、その赤鉛筆のしるしは削れてなくなってしまうので大丈夫なのですが、
職人さんによっては付ける位置を間違えたりする。
そうすると、その赤鉛筆の位置を消したりしないといけません。
しかし!この様にマスキングテープのうえに書き込めば、その必要はありません。
もし間違えても、はがすだけ。うーん。まず、ここが凄い。
そして、更に凄いのが、穴の位置の下に養生テープで作ってある台のようなもの。
ブロックに穴をあけると、当然ブロックの削りカスが出てきます。
これが意外と多く出てくるんです。
しかし!!この養生テープで作った台があれば、その削りカスを床にこぼすことなく回収できる!!
これは本当に凄いアイディアです!!その後の掃除は次のようにやります。
腕のよい職人さんは道具もいいものを持っている
養生テープで作った台をハンディクリーナーで吸い込めば掃除も完了。
こうして表札がフィットする穴が出来上がりました。
は、早い!!早すぎるぜ!!
しかし、表札付けには次の工程がまっています。
無事に穴が開け終わったら、穴の中を掃除しないといけません。
ドリルであけた穴の中は、ブロックの削りカスの粉だらけ。これをいつもはシュポシュポしてとります。
シュポシュポって何だ?と思った方、正解。私も名前が分かりません。ふいご?
調べてみたら、ブロアーブラシというらしいです。和名ではやはり鞴(ふいご)になるのかな?
丸い部分を押すと空気が出て穴の中の粉を飛ばすのです。
こんなの必要なの?と思われる方。
これをやらないと、粉にボンドがくっついてしまうので表札がすぐ取れちゃうのです。
しかし、職人さんはブロアで一気に吹き上げる。これで、ボンドも心配なくくっつきます。
見事な職人技です!!
こういう技を見ると、職人さんて凄い!!とあこがれてしまいます。
これからも、何卒よろしくお願い致します。