本日はアメリカ庭視察⑤。一体いつまで続くんだ??と思いますが、まだまだ書く事があります!!
世界のお庭を皆様にお知らせするのも、このお庭のお役立ちブログの使命!!
本日はサンディエゴのオールドタウン④に続いてオールドタウンで出会った古き良きアメリカの街並と庭小物の特集です。写真は、水戸のドリームガーデン社長田村大さんといっしょに記念撮影!!
古き良きアメリカってこんな感じなんだろうな
サンディエゴオールドタウンは州立歴史公園です。そこには歴史的な建物が残っています。
西部劇で見るような雰囲気の建物。
実は、当時の服装で着飾った女性陣なども見かけたのですが、小心者の私にはカメラを向けられませんでした・・・・
私の子供の頃に NHKで『大草原の小さな家』という素晴らしいドラマがやっていたのですが、まさしくその世界。
それは、イギリスともまた全然違う世界で、とても素敵でした。
サンディエゴにいかれる際は、是非訪れてみてほしい観光スポットです。
西部劇に出てくるようなアメリカンな感じで庭を造る時は、道路の舗装はなくすと良いかもしれません。
それも、からっからの土。土ぼこりが舞って、ごほごほする感じ。
それに、大きな柳の木とフィッカス系のブッシュ。アガペがあれば最高です。
オールドタウンはメキシコの香りがするのも特徴
サンディエゴはその隣がすぐメキシコ。その為か、オールドタウンの建物も一部メキシコっぽい香りがする物があります。
こちらの建物も、屋根瓦がスペインが藁で建物外壁はスタッコ(漆喰)で仕上げられています。
雰囲気抜群ですよね。
気になったのが、こちらの壁。すごい段差が付いていると思いませんか?
日本ならば、これだけの下地を作ってから上に仕上げの塗装を行うのですが、これも同じ様にしているのでしょうか?あまりにも自然な造形に、職人さんがずっと上塗りをしていって盛り上げたのでは?と思ってしまう仕上がり感です。
また、下の石ばりにも注目。はってある石より目地の方が浮いて高くなってしまっています。
日本でこの仕上げをやったら、即やり替え・・・・
でも、これはこれでなんか雰囲気ありますね。このように大雑把に見える仕上げ方も、雰囲気を出す為には
必要なのかもしれません。
小物は超可愛いお手製ペイント?
そして、このオールドタウンで気になったのはお手製ペイントを施されたガーデンファニチャーです。
この感覚は、日本には全くない。
そもそも、このような商品は世界を探してみても中々無いかもしれません。
趣味の世界の様な感じもします。
しかし、これだけ華やかで可愛ければしっかりとお庭の中で主張しますし、とてもいいアクセントにもなります。
こちらのテーブルも素敵。どういう基準で書かれているかは分かりませんが、面白いバランスです。
緑になっている部分もペイント。一瞬苔かな?と思いましたが、グリーンに塗ってあった。
そもそも、そとに革製の椅子が置いてある時点で、日本とサンディエゴの違いを実感できますが、
こうした天然木へのペイントも雨が降らない乾燥地帯では、きっと長持ちするはずです。
日本でも活用できますが、お手入れはもっと頻繁にしなきゃいけないですよね。
こちらも長椅子がペイントされています。
背もたれにはスペインタイル風の模様が描かれていますね。
そんなに上手い感じには見えませんが、この雰囲気はたまらないですねえ。
こうして見てみると、『お庭はもっと自由にデザインしてもいいんだ!!』と思えて来ます。
こうした自由なデザインの発想というのは、時間が制限されたプロが造る庭には中々お目見えする事が難しいですが、大変面白い庭になります
これこそ、オリジナル。
庭は住まう人が自由に楽しむ。
そんな事を改めて教えてもらったような気がします。