本日は最近人気の後方支持型のカーポートについて。
人気の秘密と本来あるべき基礎の姿についてお届けしたいと思います。
どうして後方支持型のカーポートが良いのか
それはやはり、柱が少ない分だけカーポートの前の部分に自由なスペースが出来るからと言うのが一番の理由であると思います。
4本足のカーポートよりも前2本少ない訳です。当然そのスペースは車を入れたりする場合も自由ですし、
車の乗り降りの際に、ドアの開け閉めに気を使ったりもしなくていい。
実はすごい昔に、他のメーカーさんが作ったらしいのですが、その時は全然売れなかったそうです。
そして、再度本格的に売り出した商品が四国化成のマイポート。
このマイポートが発売されてから、各社も力を入れ始め、YKK、三協アルミと大手アルミメーカーさんも参入。
そして、最終的にLIXILからアーキフランが発売され。各メーカーさんでそろいました。
それだけ人気が出ている商品であると言えます。
後方支持型カーポートの基礎はもの凄く大きい必要がある
カーポートという物は、各メーカーさんでそれぞれ基準を設けて基礎の大きさに仕様があります。
しかし、今現在。このメーカー標準基礎を守って施工している外構会社さんは殆どおられないのではないのでしょうか?
これは、本当に深刻な問題で、いずれはエクステリア団体。各メーカー。問屋。我々のようなエクステリア&ガーデンを作る会社が一丸となって解決しなければいけない問題ですが、この際それは置いておきます。
今回の工事に置いては、建築確認申請を通す必要があったので、最も高い基準で基礎を施工しています。
建築確認申請を通さない場合のメーカー基礎の仕様は、本来ならばもう少し小さいかもしれませんが、
このカーポートの基礎の大きさを見てみると、
カーポート奥行き方向が2m。そして深さが50cmです。実際にはこれが砕石天からコンクリート床までの深さなので、砕石を含めるともっと掘っている事になります。
これだけの大きさの基礎が本来の後方支持型の基礎には必要になると言う事です。
これだけやれば、当然掘る手間。残土。型枠。コンクリートとかなりの手間とお金がかかってきます。
あなたのお家の後方支持型のカーポート。ちゃんと、大きな基礎を作っていますか?
もし、分からないならば、施工した会社さんにちゃんと聞いてみてください。
弊社では、このようなカーポートに限らず。どんな場合でもちゃんとした基礎を作っています。
以前から、積雪30cm仕様のカーポートを付けさせて頂いたり、北関東の大雪被害の事で
カーポートのあり方を考えて来た柴垣ですが、これからも言い続けます。
ちまたにあふれる激安カーポート。本当にそれで良いのでしょうか?
何よりも大切なのは安全。命。です。
カーポートがあれば生活は便利になる。
しかし、それが凶器になる事もあるのです。
仕上げもとてもきれいにできました
今回の後方支持型カーポートはリフォームでの施工でしたので、元々の部分との取り合いが難しい部分です。
しかし、さすが我らの職人さん。素晴らしい仕上がりです。
使い方によってはとても便利に使える後方支持型カーポート。
しっかりと安全に気をつけて我々は施工しています。
日本のエクステリア業界の皆さんも、是非お願いいたします。