酢味噌で食べる『サボテンのお刺身』
さっそく実食リポートです。
まずは、サボテンそのものの味を知る為に、最も適していそうな『サボテンのお刺身』を頂く事にしました。
こちらのお刺身は酢みそをつけて食べるようです。
パクッツ!!!
うまいな・・・・
酢みそを付けているので当然酸っぱいです。食感はあまり他の野菜では表現できない感じです。
サクッと噛めます。弾力があったり、繊維があって噛み切れなかったりとかそういう感じではありません。
食べる前は、同じ多肉植物でヨーグルトの具材等でおなじみのアロエの様な食感かと思っていましたが、
ちょっと違う。
でも、あえて例えるならば繊維感の無いアロエって感じでしょうか?
園芸好きな方、および植木屋さんでお庭の手入れをされている方には
『簡単に折れる多肉植物をポキッとおるような感じ』と言っても分かるかもしれません。
もう一つ気がついた事があります。
サボテンは酸っぱい。
実はサボテン自体がほのかに酸っぱい味をしていました。
全く癖の無い酸味。
お酢の酸味の様につんとくる感じは全くありません。
イタドリの様に猛烈に酸っぱい訳でもありません。
実はガーデンドクター柴ちゃん。昔は酸っぱいものが苦手でしたが、
大人になって酸っぱい物が大好きになりました。酢の物も酢豚も大好き。
そんな人にはもってこいの食材であると思います。
次の料理へのワクワクが止まりません!
『サボテンのポン酢和え』の美味さは家で作りたくなるレベル
『サボテンのポン酢和え』も先ほどの酢みそで食べた刺身同様にサボテンの酸味を引き出した料理です。
先ほどの酢みそ。それ自体、とても美味しい物でした。一口食べた瞬間に『このお店、出来る!!』と
思うレベルの味。
グルメ評論家ではありませんが、修行のため各地を転々としていたガーデンドクター柴ちゃんは、自分でも料理を楽しむ本格派グルメガーデンドクター。
この料理も、納得のお味でした。
正直、これなら自分でも作れると思います。
細く切ったサボテンに鰹節とポン酢を混ぜるだけ。
しかし、この一見単純そうに見える料理。もの凄くあっています。
お酒を飲まないガーデンドクター柴ちゃんも、思わずあてにしたいとおもうバランスの良さ。
やはり、このサボテン自体の酸味を更に酸味で引き立てるというのが良いのかなと思いました。
そして、注目して頂きたいのが次の写真。
サボテンからすっごい糸が出て粘っています!!!
茨城県の『ねばーる君』もびっくりするくらいの粘り!!
この粘りが、鰹節をサボテン自体にくっつけて、そのうまみを一緒に味わう。
一見シンプルですが、とても奥の深い料理。
この『わしょく屋』さん。相当レベル高いです。
実は、今回訪れるときは電話で事前に予約をしました。前も一回チャレンジしたんですが満員だったんです。
それだけ人気のお店なんですね。
サボテンだし巻き
次は『サボテンだし巻き』です。
見ての通り、出し巻き卵の中にサボテンが入っています。
断面を見てみると、
断面に見えている緑色の部分がサボテンだ。
この出し巻き卵自体は、正当な出し巻き卵でとても美味しい。
遠くの方で、ほのかなサボテンの酸味を感じるかなーーーー。と言うレベルのサボテン感です。
あまり、サボサボしていない所が良いのかもしれませんね。
サボテンコロッケ
そして、おつぎはサボテンコロッケ。
おそらく、この御膳ではメインディッシュとなる料理だと思います。
コロッケと言えば定番の小判形を思い出すかもしれませんが、こちらのコロッケはひと味違います。
パン?の様な生地で中の具を包み込んで揚げてあります。
断面を見てみると、
緑の物体がコロッケの中にあります。
これが、サボテン。先ほどの出し巻き卵同様に細かく切った物が入っているようです。
サボテンコロッケもうまい。
凄く遠くで、ほのかに酸っぱい。
しかし、ここで感じたのは、先ほどの出し巻き卵も同じでしたが、具として入っているサボテンが小さいからなのか、サボテンの味があまり分からないと言う事。
最初に刺身というダイレクトなサボテンを食べてしまったからなのか、いまいちサボテン感がたり無い気がします。
これは、予想ですが、この2品に共通している事として『火が入っている』と言う事があります。
サボテンは火が入ると、味が少し柔らかい感じに変化するのではないでしょうか?
あくまで予測です。素人の予測です。
サボテンソーセージのサラダ
お次はサボテンソーセージのサラダです。
このサラダには生のサボテンが入っています。これは文句なしにサボテン。
酸味と粘りが口の中で絶妙なコラボレーションを生み出します。
『サラダにサボテンが入っている料理なんだな。』と最初思ったのですが、よくよく考えると
料理の名前は『サボテンソーセージのサラダ』。
そうです、ソーセージの中にもサボテンがいました。
ソーセージの中にもサボテンが入っていました。
しかし、こちらも先ほどの二つ同様にあまりサボテンを感じません。
おいしいソーセージだな。と言うのが最初の感想です。
でも、生のサボテンと一緒にソーセージも食べるので、サボテン感は結構出ます。
ネギマならぬサボマは味噌カツの様に味噌ダレで頂きます。
そして最後にご紹介するのがこの『サボマ』です。
ネギマってお肉の間にネギが刺さっているのですが、これはネギの代わりにサボテンが刺さっています。
ネーミングセンスが抜群ですね!『いやー、今日のお昼はサボマ食べて来たよ〜。』と言いたくなってしまうくらいに良い名前。
そして気になるお味ですが。
サボマめちゃうま!!!
元々が味噌串カツ好きな私ですが、そこにサボテンが入ってさらに良くなっています。
味噌カツの味噌って、甘辛い感じなんですが、そこにサボテンの酸味がガツン!と効いて来ます。
先ほど、熱を通すとサボテンの酸味が減るのでは?と思ったのですが、全然減ってない。
むしろかなり増えているくらいに酸っぱい。
もしかして、違う種類のサボテン?と思うくらいにサボテンの酸味が主張します。
私個人的には、これが一番美味かったと思います。
そして、次はサボテンのポン酢和え。その次に刺身でしょうか。
総合的に言える事は、非常に美味しい。
こちらの『わしょく屋』さんの調理レベルが高いというと言う事が最も大きな理由だと思いますが、
このサボテン御膳。もう一度食べてたいと思うくらい美味しかったです。
しかし、サボマが美味しかったので、一品料理として他に注文できる、
『サボテンカルパッチョ』『サボ天ぷら』この二つから制覇していきたい!!
お店の方に聞いたのですが、やはりこのサボテン料理。かなり好評の様です。
さすがサボテンを日本一食べる街にある料理屋さんです。
ガーデンドクター柴ちゃんとしては、是非もう一度訪れて他の料理を食べてみたいと思います。
そして、こんなサボテンが食材として庭で育てられたら・・・とガーデンドクターとしての
本来の仕事にようやく目覚めましたが、一体どんなサボテンが食べられるのでしょう?
まだまだサボテンの事を知りたい!!これからも春日井へ通い詰める事になりそうです。