【2015研修旅行③】ステンレス製の灯籠と鶴岡八幡宮の池の秘密 2015-7-16

鶴岡八幡宮でみたステンレス製の灯籠!!!こんなのはじめてみました!!!石より長持ちするのか?
鶴岡八幡宮でみたステンレス製の灯籠!!!こんなのはじめてみました!!!石より長持ちするのか?

本日は研修旅行の模様その③です。

二日目の工程は、朝から鎌倉へ行き日本の古都を見て回ると言う内容です。


自社仏閣とお庭は切っても切れない関係。

古都鎌倉で一体どんなお庭との出会いがあるのか?

鶴岡八幡宮では参道にステンレス製の灯籠が!!

一番上の写真はステンレス製の灯籠です。

鶴岡八幡宮の参道の脇に一番最初に出てくる灯籠です。


いきなりしょっぱなからホームランが出ました!

すごいなあ。ステンレスで灯籠を作ると言う発想は一体どこから出てくるのでしょうか?


大阪天満宮でガラスの祠に出会いましたが、これもそれくらいの衝撃があります。


ステンレス製の灯籠。よく見てみると、表面には錆が・・・ステンレスも潮風には弱い。鎌倉と言う立地が原因か?
ステンレス製の灯籠。よく見てみると、表面には錆が・・・ステンレスも潮風には弱い。鎌倉と言う立地が原因か?

でも、この灯籠。錆びています。ステンレスって錆びないんじゃない?と思われる方。

確かにステンレスは錆びにくい。でも、錆びないわけではないのです。

原因は多分、海風による塩害ではないかとおもいます。鎌倉という海に近い立地が仇になったかな・・・


ステンレスは他にも違う性質の金属が触れていたりして腐食したり、虫の糞などでも錆が起こると思います。

基本的に金属と言うものは錆びる。実は酸化皮膜を形成して錆びないと思われているアルミも同様に錆びる。

今でも、潮風のあたる沿岸部のエクステリアでは板塀などを結構使うと思います。

やはり、アルミでも錆びるからというのが原因ではないでしょうか?


しかし、この灯籠。石とどちらが長持ちするんでしょうか?

きっと作りも確りしているので、地震などで倒れたりする心配は無いと思いますが

100年持つかなあ?

二つ有る源平池にある島の数の秘密

鶴岡八幡宮の源平池。こちらは現時の池。島の数は3つ。
鶴岡八幡宮の源平池。こちらは現時の池。島の数は3つ。

ここからは鶴岡八幡宮にある源平池の秘密についてお伝えしようと思います。


鶴岡八幡宮に入るとすぐに、右と左に池があります。

この池は源平池と呼ばれ、東側の池が源氏の池。西側が平家の池。


この辺りの知識は、バスガイドのまゆみさんに教えていただきました。

バスの中では常に宴会ですが、ガーデンドクター柴ちゃん、聞くところは聞いています!!!


上の写真は源氏の池ですね。当日は台風の影響か、本当に快晴でめちゃくちゃに暑かったです。

汗だらだら流しながら必死に撮影しました。


こちらの源氏の池の中には島が3つあります。『さん』という数字がミソですから覚えて置いてくださいね。

こちらが平家の池。島よりも目立つ現代美術館が印象的ですが、とにかく島の数は4つ。
こちらが平家の池。島よりも目立つ現代美術館が印象的ですが、とにかく島の数は4つ。

そしてこちらが平家の池です。こちらの池からは神奈川県立近代美術館の鎌倉館がどーんと見えます。

なにこれ。めちゃくちゃ格好良い!

驚きますね!!話しが飛びますが、どうやらこの美術館。世界三大建築家であるル・コルビジェの弟子である故・坂倉準三氏の設計とのこと!知らなかった・・・もっと確り見ればよかった・・・

この坂倉氏も日本近代建築の第一人者。作られたのが1951年!!!ナニー!64年も前にこんな建築作れたの?すごいなあ・・・

でも、この近代美術館。16年3月に閉館されるそうです。現在、この建物を残す調整がされているらしいのですが、残るかどうかはまだ分からないみたいです。残していただきたいですね。


と、話しは平家の池にもどります。


この平家の池の中にある島の数は4つ。


ここで、勘の言い方ならピーンと来ると思いますが、この4と言う数字は『死=滅亡』をあらわし、

源氏の池の3と言う数字は『産=繁栄』をあらわしていると言うことです。


もう、池を作ったときに作る島の数は決定ですね。


それにしても、貴重なお話を教えてくれたバスガイドのまゆみさん!本当にありがとうございます!

感謝。


こうして、皆様の協力があって、柴垣グリーンテックの研修旅行は毎年続けられるのです。

ありがたや、ありがたや。