ガーデンドクター柴ちゃんは毎日歩いて出勤しています。
大体15分くらいかけて、雨の日も風の日も柴垣グリーンテックまで通っています。
出勤するときは、朝のラジオ体操に間に合う様に公園の横を通って行くのですが、公園の後に待っているのが緑の楽園。
私が勝手に呼んでいるだけですが、そこには様々な植物が植わっており、ガーデンドクター柴ちゃんとしては毎日緑の楽園を通って色々な発見をするのが本当に楽しい。
今日も見て歩いていたのですが、とても気になるヒラドツツジを見つけてしまいました。
街路樹に使うヒラドツツジは強い植物
実はこのヒラドツツジ。以前『4月中頃に勝手に花が咲いて手間要らず?おすすめの庭木5種』で紹介したのですが、とてもおすすめの植物。
イギリスでも、管理の楽さと花の美しさで、大変人気のある樹種です。
4月中頃から5月頭頃。丁度ゴールデンウィークあたりに、街路樹がヒラドツツジの花でいっぱいになるのは、守山区だけではないと思います。
しかし、そんな強いヒラドツツジが食べられていました。
結構ショックな光景です。
しかし、このショックな光景。ガーデンドクター柴ちゃんは、昔職人をしていた時代に、何度か見た事がありました。
でも、その時は『ああ、虫にやられたか・・・』と思っているだけ。
虫?そう、虫です。
ここにはまだ、かならず虫が居るはずです。そこで、良ーく目を凝らして見ていると・・・居た!!!
七つの傷を持つ男ならぬ、体に黒い斑点がある青虫
い、いました!!!もりもりお食事中です。
見てもお分かりの様に、このような青虫の場合、とても見つけるのが難しいのです。
1分くらいじーっと食べられた所を見ていると、あるとき『居た!!』となります。
これって、何故なんでしょうか?目が慣れていないから?それとも青虫の色のせい?
しかし、一度見つけると目が慣れるのか、比較的次も見つけ易くなります。
画像の中心でもりもり食べています。
原因は青虫である事も分かりました。
しかし!!名前が分からない・・・・
そんな時は、そう。便利なGoogle画像検索です!
『ヒラドツツジ 害虫』で画像検索!!!
分かりました。
名前は『ルリチュウレンジ』の幼虫だそうです。
ルリチュウレンジって何?と思われたかた。私も思いました。
ルリチュウレンジとは『ハバチ類』だそうです。
蜂の様な体つきですが、針は無いそうです。
あまり聞き慣れないですね。青虫と言えば蝶か蛾かな?と思っていましたが、違うようです。
勉強になりました。
因にこのルリチュウレンジ。ツツジに寄生しながら生きるものの様で、葉っぱの中に卵を産みつけ、
孵化した幼虫が今回の様に群生してツツジやサツキの葉を食べるとの事。
サツキまで食べちゃうんだ・・・
発生は年に三回。冬は土の中に繭を作り、幼虫の状態で越冬するそうです。
調べた限り、ヒラドツツジとサツキの天敵ですね。
ルリチュウレンジを見つけたらどう対処する?
では、このようにルリチュウレンジを見つけたらどのように対処するのが良いでしょう?
やはり一番は捕殺。箸を使ったりして捕まえて退治するのが良いと思います。
また、害虫駆除の本によると、日常管理による防除は『産卵中の成虫を捕まえて退治する』と書いてありましたが、そんな事できるのかな・・・・蜂だって、捕まえられそうになれば途中で逃げて飛んで行く気がしますが、そうではないのでしょうか?
卵を産みつけられた所は切り取って処分。これは出来そうですね。
でも、捕殺も難しいという方には、オルトランCがおすすめのようです。
アマゾンでも売っていますね。どちらもスプレータイプ。簡単に散布できるでしょう。
と、ここまで予防はどうすれば良いかと書いて来ましたが、ヒラドツツジの凄いのは、
食べられても平気で新しい葉っぱを出して来て再生する所です。
環境にもよるでしょうが、結構復活してたと思います。
それにしても、葉っぱを食べられてつんつるてんになっちゃうのはとても悲しい。
庭の御手入れ、ガーデニングはお庭の命!!
まずはしっかりと観察する事が大切です。
これはどんなお庭、植物でも同じです。
毎日庭を見て自然浴。健康にもいいですよ!!!