先日、毎年剪定工事をさせて頂いているお客様のお家にお邪魔ささて頂きました。
その際に雨水枡をあけてみると、とんでもない事に!!
今日はお庭のメンテナンスをするときに、ここも気をつけると良いかもというポイントを紹介します。
木の根っこが出ていたのは雨水枡のジョイント部分から
住宅の回りには雨水枡という物が有ります。
これは屋根に降った雨水を雨樋に集めて、その雨樋が雨水枡に接続されて、最終的には家の前の道路にあるU字溝や、市町村によっては汚水枡と合併されて処理さます。
また、この雨水枡は敷地に降った雨水で土に浸透しきれなかった水を集水して処理するという機能もあります。この場合は枡のふたが網になってないといけません。
以前、ここの枡に蚊が湧くから気をつけてというブログも書いています。
今回の枡の蓋は網になっていなかったので全然気がつきませんでしたが、あけてみると根っこが!!!
これは結構珍しいケースですが、無いとは言えないのも事実。
正直な話、庭の剪定工事でお邪魔したとしても、雨水枡をあけてまでチェックするという事は無いので、
気がついていないという事も多いかもしれません。
今回は木の根っこが水の中に伸びて沢山出ていました。
そして、もう一つの蓋をあけてみると・・・
こちらも根っこが!!!
一体、何の根っこでしょう?
モクセイ科のキンモクセイとヒイラギモクセイの根だと推測されます
根っこが出ている方向にある植木を見ると、キンモクセイが。
キンモクセイは水は好きですが、湿地に強いとかそんな話は聞いた事が有りません。
でも、ここまで伸びている事を考えると水との親和性は高いのかもしれません。
そして、もう一つはヒイラギモクセイ。キンモクセイと同じくモクセイ科の植物で、葉っぱが柊の様にとげとげ。でも、咲いた花の香りはとても上品で素晴らしい香りがする植物です。
こちらも、根っこが凄い。やはりモクセイ科の植物は枡の近くに植える時はちょっと注意しないといけないのかもしれません。勉強になりました。
それでも、二本とも枡から幹までは1mくらいは離れています。
これだけ離れていても出て来てしまうんです。もっと近くに植えるケースは相当有る。
対策するとすれば、植木と雨水枡の間に防根シートを挟み込むと言うのが出来ると思いますが、凄い大変な作業です。でも、心配な方は事前にやっておくのも良いかもしれませんね。
根っこは奇麗に取り除きました
伸びていた根っこは奇麗に取り除きました。
しかし、元から奇麗に取り去るという事はできませんので、雨水枡の中に伸びていた物だけを取りました。
この根っこ。取りすぎるとちょっと厄介かなと思って、適度に取りました。
なぜなら、この根はパッキンの部分から伸びています。もし、パッキンの部分もごっそり取ってしまうと、根で形ついた部分から水が漏れだす可能性もあります。
ゴムなのでないかもしれませんが、100%無いとも言えません。
難しい処理です。
枡の横についている穴。ここをあけてパイプを通して、パッキンで接続部分を繋ぎます。
これだと、根っこは入って来やすいですよね。
こういう事も有ると分かりました。
また、根っこが成長して大きくなりすぎると、パイプや雨水枡を破壊してくる可能性もあります。
剪定工事の際、このような雨水枡の中もチェックするとお客様に喜ばれるかもしれませんね。
お家の雨水枡。定期的にあけて点検するのも大切です!!!
皆さんも、是非チェックを!!!