今回のブログはガーデンルームの固定資産税について。
以前、【きいてみた】カーポートって固定資産税はかかるの?でカーポートと物置の固定資産税に迫ったガーデンドクター柴ちゃんでしたが、今回はガーデンルーム。
前回のカーポートの固定資産税のブログの時に聞き忘れたな・・・と思っていたので、改めて調べてみました。
ガーデンルームコンシェルジュのガーデンドクター柴ちゃん
このガーデンルームコンシェルジュという資格ですが、LIXILの研修に行って取れる資格です(どうやら現在は有料試験になっているようですが・・・)。
その際に、色々と法規のことも勉強します。
まずは建築物とは何かから始まり、建築確認申請から建蔽率、容積率までもろもろ。
この中に固定資産税(固定資産税法)のことものっているのかな?と思ってチェックしてみたところ、
のってない・・・
まあ、ここにのっているのは実際に『つけられるか、つけられないか』を判断する為の法律的な規制はどんなものがあるかなので、固定資産税のことまでは要らないですもんね。
早速前回と同じ名古屋市の財政局税務部固定資産税課資産係に電話してみた
わからないときは訊くに限ります。前回と同様に名古屋市に電話してみました。
柴垣:私、外構・造園業を守山区でやっている柴垣グリーンテックの柴垣と申します。ちょっと固定資産税のことについてお聞きしたいのですが・・・
資産係T様:はい、なんでしょう?
柴垣:お客様で、お庭にガーデンルームをつくりたいという方がおられるのですが、固定資産税は掛かるのでしょうか?
資産係T様:え?何ですか?ガーデン?
柴垣:ガーデンルームなんですが。
資産係T様:ガーデンルーム?ですか・・・うーん。ちょっとそれが何なのか分からないのですが・・・
柴垣:例えば家の居間の前なんかにつけるサンルームみたいなものといったら分かりやすいでしょうか?
資産係T様:うーん。固定されているものですか?
柴垣:はい、固定されていてサンルームですが、扉が全部ばーっと開いたりします。
資産係T様:???ちょっと私はそのガーデンハウス?というものがわからないので、別の担当者に代わります。
柴垣:はい、お願い致します。
ということで、担当者さんをかわってくれることになりました。
それにしても、ガーデンルームという言葉がわからないなんて・・・と正直驚きましたが、これはまだまだ認知度が低い証拠。私達ががんばらなければいけません!!!
担当者I様:お電話かわりました。ガーデンハウスというものをつけるということで、それに固定資産税がかかるか知りたいという用件と伺いましたが。
柴垣:あ、はい。ガーデンルームというものなんですが。
担当者I様:あ、ガーデンルーム・・・?それは具体的にはどんなものなのですか?
柴垣:屋根がついていて、周りには窓サッシがついているもので、色々とタイプがあって、そのサッシをフルオープンすれば屋根だけになるようなものなのですが・・・
担当者I様:屋根だけになる?うーん。壁は無いのですか?
柴垣:そうですね。壁は無いタイプとあるタイプと両方あるのですが・・・
担当者I様:色々とある。そうですか、それではどんな方法でそのガーデンルームは固定されているのですか?
柴垣:固定方法は大まかに2種類あります。ウッドデッキに載せるタイプと、コンクリートを打って、その上に固定する方法と。
担当者I様:そうですかウッドデッキにのるんですか。また、コンクリートで固定される方法もある。
なるほど・・・うーん。ちょっと一概には判断できそうに有りませんねえ。
柴垣:難しそうですか?
担当者I様:そうですね。固定資産税は現地の町を見て回っている町担当がいるんですが、そのものが発見したら、その所有者の方に声をかけて判断します。航空写真などで判断することも有りますが。
その際に、そのガーデンルームが家屋で無いと判断する事が出来ればそれは課税しない場合もあります。
柴垣:例えば、それはどんな場合ですか?
担当者I様:簡単に外せるときなどです。
柴垣:例えば、物置の場合なんかと同じですか?
担当者I様:そうですね。物置のように4隅の固定だけで建っているようなもののような場合は確かに、固定資産には入らないので、そのような場合は課税されません。
柴垣:なるほど。そうなると、ガーデンルームが課税の対象になるかならないかはちょっと分からないということですね?
担当者I様:そうなりますね。大変申し訳ないのですが、今は何ともそのガーデンルームというものの形態がはっきりしないのでこの電話では判断できません。
柴垣:分かりました。ありがとうございました!
ということで、ガーデンルームに固定資産税がかかるかは一概に判断できないものである事が分かりました。
しかし、ここでプロの目線で考えてみると、ガーデンルームはすぐ取れるものであって良いわけがありません。
もちろん物置だってすぐに倒れてはいけないですが、物置に人は入りません。
そうなると、やはりガーデンルームには固定資産税が掛かると考えるのが自然なのでは無いか?という考えになってきますが・・・・
発売元のLIXIL担当のT内氏にきいてみた
現在、ガーデンルームは各アルミメーカーさん出揃ってしのぎを削っていますが、その中でも代表選手といえば、LIXIL。あの杉本さんが世に出した、エクシオール暖蘭物語のあるエクステリアのTOPメーカーです。
そこの担当者さんのT内氏に電話をかけてみると・・・
T内氏:専務おせわになります!!!!!
と物凄い声量。電話越しに耳が痛くなります。さすがT内氏!いつもどおり元気いっぱい!!!
負けずに早速訊いてみます。
柴垣:ガーデンルームって固定資産税掛かります?
T内氏:コメダでコーヒー2杯です!
柴垣:え?何?コメダ?
T内氏:そうです!月2杯分くらいのコーヒーの値段です!
柴垣:ということは固定資産税がかかるということ?
T内氏:そういうことですね。お客様には月あたり、コメダコーヒー2杯分くらいの固定資産税が掛かると思ってくださいと、説明しています。
柴垣:ということはメーカーとしては、ガーデンルームには固定資産税がかかるという見解ということですか?
T内氏:そうです。そういうことです!
と、いきなり分かりにくい切り替えしで来たT内氏でしたが、しっかりとメーカーとしての見解を
答えてくれました。
やはり、そうですね。私も、名古屋市に聞いているときからうすうす気がついていましたが、
ガーデンルームには固定資産税がかかる。
行政の基本的な考え方は、簡単に取り外せるものは固定資産税はかからない。
簡単に取り外せないものは固定資産税はかかる。
こう考えれば、ガーデンルームには固定資産税がかかります。簡単に外せたら大変ですからね。
でも、名古屋市の答えとしては、「現場担当の判断」によるものだそうですから、もしかしたら
かかっている場合とかかっていない場合があるのかもしれませんね。
このコーヒーのたとえは、最初は分かりにくかったですが、金額を知る上では分かりやすいかもしれませんね。
コメダのホットが1杯420円。それが2回だと840円ですね。
840円を12ヶ月だとすると
840×12=10,080
大体、一年に1万円くらいの固定資産税が掛かるということになりますね(もちろん大きさによって金額は変わるでしょうが)。
ガーデンルームがあれば、そこでコーヒーを楽しめます。
そうすれば、コーヒー2杯分なんてすぐですね。
そう考えれば、ガーデンルームの固定資産税は余り考える必要が無いかもしれません。
シロノワールつけたらコレ一回で一月分です!
なるほど!
これでエクステリアとガーデンの部分で固定資産税がかかる部分が完全にはっきりしました。
これこそ、この『お庭のお役立ちブログ』の真骨頂かもしれません。
ご協力いただきました皆様。ありがとうございました!!!感謝いたします!!!