葛粉を取るのは大変そうなので香りの良いクズの花を食べる事にする
本当は、一番有名な使い方である葛粉を採取したかったのですが、葛粉は根っこを掘り出して、繊維状に粉砕。その後、真水で洗いその絞り汁からデンプンを沈殿させてを取り出し、精製を繰り返して葛粉を作るそうです。もの凄く大変そうですね。
チャレンジしてみたいところですが、クズの根にデンプンが良く溜まっているのが冬場という事だったので、今回は見送りました。
その代わりに、食べられるというクズの花にチャレンジしてみました。
良い香りのクズの花には沢山の虫達がいる!
今回食べようとしているクズの花。実に良い香りがします。どこかで嗅いだ事の有る香りです。ジャスミン?いや、もっと違う香り。甘くて、高貴な香り。フジの花ってこんな香りではなかったかな?
そういえば、フジも同じマメ科の植物なので同じような香りでもおかしくないですね。
その香りにつられてか、この花には沢山の虫達が集まって来ておりました。
よって、最初にクズの花を入念に洗って、中の虫をとります。
小さい虫やカメムシなど結構居ます。
一度洗って、一時間程水の中に漬けておき、更に5回くらい洗いました。
ガーデンドクター柴ちゃん。植物は食べたいけども、ちょっと昆虫とかは遠慮したい!
そして、キッチンペーパーでよく水気をきりました。
これでとりあえず、下準備は整いました。
くずの花の『かき揚』げにしたかったのですが『唐揚げ』に
ここでメニューを決めます。
今回どうやって食べるかにあたり、とりあえずGoogle先生で調べたのですが、一番最初に出て来たのが『かき揚げ』。
しかし、料理好きなガーデンドクター柴ちゃんでもさすがに揚げ物となるとハードルが高い。
そこで、考えたのが『唐揚げ』。昔よくお世話になった、『レンジでチンする唐揚げ粉』。
これならば油も使わず非常に簡単に『くずの花の唐揚げ』が出来るはず!
作り方は非常に簡単。まずは、良く洗ったクズの花を厚手のポリ袋に投入。
そのポリ袋の中に唐揚げ粉を投入して、全体的に粉がかかる様にポリ袋をふります。
そして、お皿にキッチンペーパーを広げその上に並べます。
これでチンします。
唐揚げ粉の説明文では、少量の場合は2分と書いてあったので、肉ではない事を考慮して1分チンしました。
しかし、1分ではちょっと火が通ってない感じだったのでもう1分チン。
これで出来上がりです。
くずの花の唐揚げのお味
くずの花の唐揚げの見た目はこんな感じです。
唐揚げというと鶏肉を思い出しますが、ポテトも同じ様に衣を付けてあげますよね。
植物なので同じカテゴリーかな。
さあ、食べてみます。
あまりにアップ画像なので小さくします。
味は・・・・。・・・・。
確かに唐揚げの味はします。くずの花の食感もある。
しかし、美味くはない!!!うーん。残念。
そもそも花に唐揚げ味というのは間違っていたでしょうか?
それに、ちょっとチンしすぎたかもしれません。
何となくこげたような味。
何に一番近いかというと、『鉄板の上で焦げて残ったキャベツの味』かな。
そうだ。あれだ。
今回は完全な失敗ですね。反省します。
やはりちゃんとかき揚げにすれば良かった。
素材は悪くなかったのに、調理法を間違えました。修行がたりません。
今考えれば、やはりこの花の美しさを活かす『くずの花ゼリー』とか『くずの花のジュース』とかに
すれば良かったな・・・
しかし、学びも多かった。
雑草も食べられる素材がまだきっとあるはず。ガーデンドクター柴ちゃんの挑戦は終わりません!!!