現在、守山区上志段味で外構工事中のお客様のお家で蝶を発見!!!
それも、3匹もいました。皆揃ってチューチューと水を吸っているのかな?と思ったのですが、職人さんと話していると、どうやらそれだけではないようで・・・
蝶はセメントが溶けた水のところに沢山集まって来るらしい
こちらの状況としては、現在、土工事を終えて、再生砕石(リサイクル砕石)で下地を作ったところなのですが、その後雨がかなり降りまして、砕石も水浸しと言った感じの状況です。
そこで、アゲハチョウ3匹が水を吸っている。
普通に見ればこんな感じでしょうが、職人さんと話しをしていると、
『蝶はセメントが好きっぽい』
と言うではありませんか!これは本当でしょうか?
職人さんの話しによると、
『セメントを練ったあとに水を張ったバケツとか、洗い出しの洗ったあとの水のところとかに、結構蝶が集まってチューチューしてる。』
というのです!!!
早速Google先生で調べて見ると・・・
文献は何にも出てきません。
しかし、Youtubeでコンクリートの上にたむろしている蝶の動画を発見!!!
こちらの方によると、沢山の蝶がコンクリートにたかっており、本か何かで『蝶はミネラルや塩分を取るためにコンクリートにたかる』と読んだ事があるとのこと。
そうなのか!
蝶は何を食べるのか?
そうなると、蝶がなにを食べるのかが気になります。
こちらもGoogle先生で調べたところ、大きく5つあるみたいで。
①花の蜜
②樹液
③腐った果実
④水、汗、尿など
⑤アブラムシの体液
①から③までは納得いきますね。蝶といえば花の蜜を吸うイメージがあります。樹液もしかり。
まあ、③も自然界ですからありえますね。
でも④の汗、尿って・・・・
でも、今回のセメントはまさにここにあたるような気がします。
⑤も結構意外ですね。
アブラムシのお尻から出る液は蟻が食べると知っていましたが、蝶もすうんですね。
自然界も面白いシステムだなあ。
セメントの成分は?
それでは、セメントは一体何で出来ているのでしょうか?
調べたところ、成分は『石灰石、粘土、けい石、酸化鉄原料、せっこう』などで全て国内で調達できるそうです。なかでも一番使うのが石灰石。これが鍵を握っているのでしょうか?石灰石の定義は炭酸カルシウムを50%以上含む堆積岩と言うことなので、カルシウムがポイントかな?
また、セメントは水と反応して水酸化カルシウムを発生させるそうです。また出てきましたね。カルシウム。
でも、この水酸化カルシウムは強いアルカリ性を発するので、人間には不向き。セメントを練るとすぐ手がぼろぼろになるのはこのせいです。それを蝶は吸っているのでしょうか?強いアルカリを吸える蝶って凄い!
そして、やはりセメントの中にはナトリウムも入っているそうです。
やはりこのあたりがポイントなのでは無いでしょうか?
このポイントをおさえて蝶を寄せる為の工夫をしたら、『蝶を集める庭・バタフライガーデン』が出来るかもしれませんね!!!私はまだ作った事が無いので、今度実験してみたいと思います!!!
今日は現場で起こる不思議について書いてみました!!!