【工事中の不思議】蝶はセメント成分がお好き?応用したらバタフライガーデンができるかも。 2015-9-17

工事現場でお食事中のアゲハチョウ。一見、泥水をすすっているかのようですが・・・
工事現場でお食事中のアゲハチョウ。一見、泥水をすすっているかのようですが・・・

現在、守山区上志段味で外構工事中のお客様のお家で蝶を発見!!!

それも、3匹もいました。皆揃ってチューチューと水を吸っているのかな?と思ったのですが、職人さんと話していると、どうやらそれだけではないようで・・・

蝶はセメントが溶けた水のところに沢山集まって来るらしい

雨上がりの再生砕石敷きの床。砕石の中に入っているセメントガラの成分が水に溶け出しているから?
雨上がりの再生砕石敷きの床。砕石の中に入っているセメントガラの成分が水に溶け出しているから?

こちらの状況としては、現在、土工事を終えて、再生砕石(リサイクル砕石)で下地を作ったところなのですが、その後雨がかなり降りまして、砕石も水浸しと言った感じの状況です。

そこで、アゲハチョウ3匹が水を吸っている。


普通に見ればこんな感じでしょうが、職人さんと話しをしていると、


『蝶はセメントが好きっぽい』


と言うではありませんか!これは本当でしょうか?


職人さんの話しによると、


『セメントを練ったあとに水を張ったバケツとか、洗い出しの洗ったあとの水のところとかに、結構蝶が集まってチューチューしてる。』


というのです!!!


早速Google先生で調べて見ると・・・



文献は何にも出てきません。

しかし、Youtubeでコンクリートの上にたむろしている蝶の動画を発見!!!


こちらの方によると、沢山の蝶がコンクリートにたかっており、本か何かで『蝶はミネラルや塩分を取るためにコンクリートにたかる』と読んだ事があるとのこと。


そうなのか!

蝶は何を食べるのか?

ブロック塀の向こうの草地に飛んでいるのが蝶の本来のイメージですが・・・
ブロック塀の向こうの草地に飛んでいるのが蝶の本来のイメージですが・・・

そうなると、蝶がなにを食べるのかが気になります。


こちらもGoogle先生で調べたところ、大きく5つあるみたいで。


①花の蜜


②樹液


③腐った果実


④水、汗、尿など


⑤アブラムシの体液



①から③までは納得いきますね。蝶といえば花の蜜を吸うイメージがあります。樹液もしかり。

まあ、③も自然界ですからありえますね。

でも④の汗、尿って・・・・


でも、今回のセメントはまさにここにあたるような気がします。


⑤も結構意外ですね。

アブラムシのお尻から出る液は蟻が食べると知っていましたが、蝶もすうんですね。

自然界も面白いシステムだなあ。

セメントの成分は?


それでは、セメントは一体何で出来ているのでしょうか?


調べたところ、成分は『石灰石、粘土、けい石、酸化鉄原料、せっこう』などで全て国内で調達できるそうです。なかでも一番使うのが石灰石。これが鍵を握っているのでしょうか?石灰石の定義は炭酸カルシウムを50%以上含む堆積岩と言うことなので、カルシウムがポイントかな?


また、セメントは水と反応して水酸化カルシウムを発生させるそうです。また出てきましたね。カルシウム。

でも、この水酸化カルシウムは強いアルカリ性を発するので、人間には不向き。セメントを練るとすぐ手がぼろぼろになるのはこのせいです。それを蝶は吸っているのでしょうか?強いアルカリを吸える蝶って凄い!

そして、やはりセメントの中にはナトリウムも入っているそうです。


やはりこのあたりがポイントなのでは無いでしょうか?


このポイントをおさえて蝶を寄せる為の工夫をしたら、『蝶を集める庭・バタフライガーデン』が出来るかもしれませんね!!!私はまだ作った事が無いので、今度実験してみたいと思います!!!


今日は現場で起こる不思議について書いてみました!!!