お客様とお話をしていると、『うちは植木を植えるスペースが少ないから・・・』というお話を良くお聞きします。もちろんガーデニングが大好きで四六時中植物を触っていたいと言う人には物足りないかもしれませんが、沢山有りすぎてお手入れが大変と言うのも困ります。
そこで、今回は『植えるスペースが少なくて困っている』方や『広いスペースが有るけど、植物の世話が苦手』と言う方の為に、少しの緑量でも素敵に見える事例をご紹介したいと思います。
まず一枚目は上の写真です。
こちらは、多分イギリスだったと思います。ヨーロッパの住居では、地下に部屋が有る事もあり、そのため玄関の入り口が橋の様になっている場合が有ります。
その様な場合は必然的に玄関アプローチが『橋』になりますので、土のスペースを作る事が難しい。
ここで活躍するのがポット(鉢)ですね。
こちらの写真では、壁の色に合わせて塗られた鉢にツゲかなにかのトピアリーが飾ってあります。
これだけでも、随分と入り口らしくなりますよね。
また、窓の枠にあるハンギングバスケットも貴重な緑を与えています。
植えられているビオラ?パンジー?が華やかさを演出。花ガラ摘みをするとどんどんと咲くので、ちょっとしたガーデニングになります。
アイルランドの植栽事例
こちらはアイルランドで見つけた事例。アイリッシュな石積みの壁にグリーンが目立ちますね。
こちらの鉢は樽を半分に切ったような感じになっていますね。
オリジナルだとおもいます。
茶色と白のボーダーが凄く目立っていい。
アイルランド独特のこの石の色も、それだけだとやはり冷たいイメージになってしまいますが、こうして暖色の鉢とグリーンが有るだけで柔らかい感じがして来ます。
イギリスの植栽事例
こちらはイギリスのコッツウォルズで見つけた鉢植え。
3つとも同じ植栽がしてあります。
こうして連続させる事でこの空間にボリュームが出ます。
今考えると、この辺から私の施工例なんかも生まれているんでは無いか?と冷静に分析してみました。
やはり経験は大切ですね。
こちらはイギリスの有名な美術館”テート・モダン“の植栽。
シラカバを列植していますね。こうした植栽の方法は中々やりませんが、葉っぱが出るとまるで森。
素敵な景色に変化をします。
こちらはイギリスにしては珍しいモダンな建物です。
背丈の高さに対して植栽が小さいような気もしますが、ここで普通の鉢植えを使わないというのが凄いですね。やはり、日本よりヨーロッパはトピアリーの使い方が上手です。
イタリアの植栽事例
こちらはイタリア・ベニスで撮ったどこかのホテルです。
窓の枠やテラスになっている所に緑がもじゃもじゃ生えています。
また、このピンクの外壁が良いですよね!
水の都と呼ばれるベニスも、当然土地が少ない。このようにポットガーデンになるのは必死の土地ですが、そこはオシャレの国イタリア。グリーンの重要性もしっかりと認識されていますね。
こちらもベニス。猫を撮ったようです・・・
ニュージーランドの植栽事例
こちらはニュージーランドで撮った事例です。
確かオークランドの近くの島だったかな?
島だけに、海の近く。その為か、青い色と白い色がマッチしています。
日本の外構では中々見られない色合いですね。
そして、20cmくらいの隙間でしょうか?そこに天然石と植栽が。
石が何となくサンゴの様に見えますね。植物の種類も量も少ないですがとても素敵な具合です。
こうして見てみると、ポイントは
『少ない植物+それを入れる器の形』が重要なキーになりそうです。
もし、このような植栽をしたいなと思ったら参考にしてもらえると嬉しいです!!!