昨日まで、第一回、第二回とフランク・ロイド・ライト氏設計の自由学園・明日館をお伝えしましたが、内容が素晴らしすぎて、中々進みません。
こうして書いていくと、改めての発見もあるし、自分の勉強にもなります。
今日もできるだけ、お伝えしていきたいと思います。
動態保存のモデルとなっている自由学園・明日館
実はこの明日館(みょうにちかん)。「建物は使ってこそ活きる」という考えに基づき、誰でも利用する事が出来るんです!!!これって凄いことでは有りませんか?
その用途は色々で、
・コンサートや発表会など
・パーティー
・勉強会や会議
・ウエディング
等をこちらで行う事が出来るようです。
それも、25人入れる会議室が、平日の一時間2800円!!!
激安では無いでしょうか?
(24名入る名古屋駅近くの貸し会議場を借りても、一時間4860円とかでした。)
実際に行った日も、おばちゃんが「これからここで体操するのよ!」と言って楽しそうに来館されてました。
これは本当にうらやましいです。
食堂はライトのデザインが爆発している
そして、昨日のブログでたどり着けなかった食堂です。
ここは本当に感動的。外の光を巧く取り込み、幾何学的な装飾で飽きることの無い空間を作り出しています。また、ライトはこの空間に合うイスなどもデザイン。
やはり、良い建築には良い家具。
昔は今ほど物があふれているわけではなかったので、イスもデザイン豊富にあったわけではないですもんね。どうせ注文ならデザインするか!となるのも普通かも知れません。
いや、そんな考え方じゃないな・・・なんていったって世界三大建築家の一人ですから。
当然デザインしますね。
ホールとホールの上にあるライトの博物館
これは食堂へ上がっていく階段です。段数は少な目。なぜかというと食堂が中二階になっているから。
そして、この階段の上がりきったところから反対方向にまた階段があり、そこがライトの博物館になっていました。
そもそも、この当時にこの中二階の発想がすばらしい。というか、こういうスキップフロア構造ってライトが考えたもの?そう思っても不思議ではないですね。ま、その辺は建築家では無いのでしりません。
ここには色々とライトに関する資料が置かれていて閲覧自由。
さすが自由学園。ライトの事を好きな人が難しい資料を楽しそうに読んでいたのが印象的でした。
そして、このホールスペースを上のライト博物館から見下ろした写真です。
このようになっています。
カフェスペースではお茶を飲みながら、何かの打ち合わせをされていました。
もうこの空間にいるだけでオシャレ人。こういう気持ちにさせてくれる建築って凄い。
ホールも凄い格好いい
ライトデザインが爆発。
また、進めなくなります。
デザインされた照明器具一つ一つも凄いですが、間接照明を入れているこちら。
90年前にこんなことをするなんて・・・
ライトが生まれたのは1867年。この頃日本は幕末で、まだ坂本竜馬が生きていました。
そんな時代からこんな事が出来た。我々ももっと進化しなければなりません。
そして、このホールと上のライト博物館に格好いいライトのライトがありました!
いつ見ても素晴らしいデザイン。
でも、安心してください!!!
アマゾンで買えちゃいますよ!
21世紀も素晴らしい時代です!!!
惚れ惚れするようなデザインですねぇ。
ここで、ガーデンドクター柴ちゃん心の俳句
『柴ちゃんも いつかは欲しい タリアセン 財布の中身が たりゃーせんがや』
注:たりゃーせんがや(名古屋弁)の標準語訳は「たりないじゃないか・・・」
おあとがよろしいようで・・・
明日もこの続きです!お楽しみに!!!