先日、道路を歩いておりましたら一つの実が落ちていました。
「これは、ガーデンドクター柴ちゃんに拾って欲しいのだな!」と勝手に解釈して拾い上げてみると・・・
こんな感じの実でした。
大きさは、大き目のイチジクくらい。
熟した色の付き方とか、何となく姿かたちもイチジクに似ていますよね?
後ろを見てみると、
紫色がやっぱりイチジクに似ている。
それに粒粒とした模様もイチジクのような感じです。
「これはイチジクなのかな?」と思って回りを見回してみると、ありました。なっている実が。
もうちょっと引いて写真を撮れば分かりやすかったかも知れませんが、こちらカーポートの屋根に絡み付いているツル性植物のようでした。
この写真だと分かりませんが、もう既にカーポートとしての役割は果たしていませんでした。
その代わりにこの植物のツル棚のようになっていました。
正直ちょっと恐ろしいくらいの繁茂の様子です・・・
以前も、アンパンマンミュージアムでイチジク科の植物を見つけたのをリポートしたのですが、
あれは落葉高木だったよな・・・
今回のこれは、今の時期わんさか緑があるので、常緑ツル性です。
植物の名前が何か分からないときは、花が咲いている場合はこうすると楽ですが、今回は咲いていないので、
「常緑ツル性 イチジク科」でグーグル先生にお聞きします。
すると、すぐに結果が出ました!!!
どうやらこちらの植物は「オオイタビ」と言う植物らしいです。
すばらしいです!ガーデンドクター柴ちゃん、また一つ勉強になりました。
やはり、クワ科イチジク属の常緑つる性の植物でした。
木本(もくほん)と書いてあったので、木のようになっていくタイプのつる性植物です。
木本に対しては草本(そうほん)と言うくくりがあり、これは草のようなタイプのことを言い、大体一年から数年でかれてきます。
しかし、このオオイタビの実、触った感触が何か変です。
ブニョブニョっとした感じです。
そして、外の皮が硬い!
私の力では全く千切れないほどに硬い・・・
これはナイフでも無いと駄目だなと思ったので、その辺のコンクリートにこすり付けて中を割ってみると、
フッカフカの中身が出てきました!!!
何だ?
なんか、触った感じも見た目もパンみたいです。
なんか、美味しそう・・・
そこで、柴ちゃん匂いを嗅いでみます・・・・
くっさ。
非常に青臭いです。
これは、食べられる代物ではない・・・・残念です。
調べた限りでは、食べられるとかいてあるウェブサイトもありましたが、どれも信用性に欠けるような気がしてなりませんでした。
それに、このにおい。
ちょっと無理です。
そして、このふかふかの中を割ってみたのがこちら。
わ!!!なんか、凄い生物みたいなの出てきた・・・
むかし、バック・トウ・ザ・フューチャーの2を映画館に見に行ったときに同時上映されていた
「トレマーズ」という、砂漠に現れるパニック生物みたいです!
(かなりマニアックですみません。)
驚いたのがこの茶色い部分。物凄く細かい絨毯みたいで触り心地抜群。
このまま、衣服の生地に出来ちゃいそうな感じです。
また、このピンク色の部分が気持ちが悪い・・・といっては申し訳ないですが、これがめしべ?おしべ?になるのでしょうか?
イチジクの仲間特有の隠頭科花序(実の中で花が咲くタイプ)と一緒ですね。
めちゃめちゃビックリしました。
本当になんか変な生物が寄生しているのかと思った・・・
地球は面白い植物であふれていますね。守山区ですらこんなに沢山の知らない植物が有る!
素晴らしい星に生まれたことに改めて感謝したくなりました!!!
ガーデンドクター柴ちゃん。これからもどんどん面白い植物を紹介していきます!!!
あ、因みにこの植物。以前紹介したツタと同じように気根(空気中にでる根っこ)があるので、壁面緑化とかには私はお勧めしません。
実を楽しみたい方はいいかもしれませんが、結構凄いことになりますので管理にごちゅういくださいね!!!
余談ですが、トレマーズめちゃめちゃシリーズ化してた・・・・こんなに人気がある映画だったんだ!更に驚き(笑)