これがイギリスのコンウオール地方にあるのですが、そのコンウオール地方に訪れるなら、絶対行きたい場所がもう一つあります。
それは、今日ご紹介する『ミナックシアター』。
ガーデンドクター柴ちゃんが、イギリス滞在中に絶対に行きたかった場所のひとつです。
イギリス・コンウオール地方の南端にあるミナックシアター
こちらもロンドンから遠い。
昨日ご紹介したエデンプロジェクトから更に二時間ほど車を飛ばさないとこれません。
また、こちらも非常に交通の便が悪いと思います。よってミナックシアターまでの行き方もレンタカーがベストだと思われます。やっぱりバスだと、時間の制限とか出てきますしね。
時間の許す限りゆっくり見たい場所ですから。
ミナックシアターは一人の女性が50年間をかけて作り上げた
こちらのミナックシアター。そこに存在するものすべてが本当に凄いのですが、これを女性一人で作ったというのですから更に凄い。
その女性はロウィーナ・ケイド(Rowena Cade)さん。
1931年から89歳で亡くなる1983年まで実に52年、ミナックシアターを一人で作っていたそうです。
自らが所属する地元の劇団が、ここでシェイクスピアを上演したことがきっかけでこの劇場を作り始めたということみたいです。
それから、石を積んで、彫刻をしてと一つ一つ作り上げて現在の姿になったそうです。
では、その姿を詳しくごらんください。
驚愕のディティール
驚くのは、このミナックシアター。細かいところまで恐ろしいほどに作りこまれていることです。
一つ一つは荒削りな気もしますが、手作りなんだから当たり前。
それが一体となったときの何ともいえない気迫が見たものの心を捉えます。
石積みとセメントで殆どのものが作られていました。
金属は手すり部分くらいでしょうか?
これを一人で造るとなると、一体どうやってやるのでしょうか・・・・
座席部分です。一つ一つ丁寧にモルタルで成型されています。座席は座りやすいように足元を窪ませ、通路は滑らないように溝を刻んであります。凄すぎる。
そして前のほうの座席には、背もたれ部分に一つ一つ違う文字が刻まれています。
これは何だったのかな?
よーくみてみると、何とかストーリーとかダークムーンとか。
これって、上演された作品の名前と上演年なのでしょうか?
舞台はこんな感じ。しかし、細かいところに色々と細工がしてあって、演者が色々なところからひょっこり現れたりも出きる感じでした。ここで上演される作品はどんなものなのでしょうね。見てみたいな。
ミナックシアターはこんなところに有るというのがよく分かる画像だと思います。
すぐ脇には崖があり、向こう側は素晴らしい色の海。
最高のロケーションとはこのことをいうのだと思います。
ガーデンドクター柴ちゃん。超大満足です。
今見直しても面白い写真でした。
正直なところ、昨日紹介したエデンプロジェクトもいいのですが、ミナックシアターのほうが柴ちゃんは感動しました。
一人でこんなものを作るなんて、常識では考えられません。
どんな想いがあったのか、どうやって作り続けたのか。
物を作ることのすごさを知っていれば、絶対に驚嘆してしまう。
屋外にあるんだから、これも庭みたいなものですからね。
私も改めて素晴らしいものを作っていきたいとおもいました。