本日はガーデンドクター柴ちゃんの大好きな犬のお話。
犬とお庭?と思った方!実はとても密接な関係があります!!!
写真はガーデンドクター柴ちゃんの愛犬“クー”です。
お母さんが「ビーグル犬」でお父さんは「さすらいのワンコ」という雑種。
私が、名古屋市守山区に引っ越してくる前、一宮に住んでいた時に飼い始めた子なので、
もう30年も前に飼い始めた事になります。
16年も生きたので長生きだったなと思いますが、今でも「生きかえってくれんかな」と思ってしまいます。
多分愛犬家の方は皆同じでしょうが・・・
そんなクーですが、思えば彼女(女の子だったのです)も戦っておりました。
そう、ガーデンドクター柴ちゃんの宿敵である『蚊』とです。
実は私のすんでいた中志段味の実家の周りは藪が多いせいか凄い数の蚊がおります。
ガーデンドクター柴ちゃんとなった今では、撲滅する方法もある程度わかってきましたが、当時は
私も子供で、そんな知識が無かった。
なので、クーと遊んでいるときは彼女の周りに集る蚊を手で一匹一匹『パチン!』とつぶしていたのをよく覚えています。しかし、『そんなことをしても無意味』と幼い子供と一匹の犬をあざ笑うかのように、蚊たちはどんどんと沸いて出てきていました。
私は子供なので当然半袖半ズボン。外に出たら一発で蚊に食われます。
クーは蚊に血を吸われていてもそれほど気にする様子もなかったのですが、私は蚊にクーの血を吸わせたくなかった。
それは、犬が蚊に血を吸われると恐ろしい病気になると知っていたからです。
犬が蚊に吸われると感染するフィラリア症
そう。犬が蚊に血を吸われることによって感染する病気といえば『フィラリア症』です。
犬に寄生するものは「犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)」と呼ばれるそうで、ウィキペディアにはトウゴウヤブカが媒介すると書いてありましたが、他のサイトにはヒトスジシマカやコガタアカイエカなども媒介すると書いてありました。
トウゴウヤブカもヒトスジシマカもコガタアカイエカも日本全土に生息しているので、犬のフィラリア症は日本ならばどこにいてもかかる可能性があるということになります。
そのフィラリア症、どのような病気かを簡単に書くとこんな感じになると思います。
サイクルをもう一度文章化してみます。
①蚊が犬の血を吸う。
↓
②蚊が犬の血を吸ったときに「ミクロフィラリア」が蚊から犬に感染する。
↓
③ミクロフィラリアが皮下組織や筋肉の中で成長。その後2,3ヶ月で心臓にたどり着きます。
このときたどり着くのは右心房。心臓の右側にいる事が多いようです。
↓
④最終的には心臓や肺動脈に寄生。更に成長し、ミクロだったミクロフィラリアが12から13cmの成虫となります。
↓
⑤その後、成虫になったフィラリアは犬の心臓内で5から6年生きる。
あああ。これは嫌だ。
犬のフィラリア感染には急性と慢性の場合があるようです。
フィラリアは感染しても初期の場合は殆ど症状が出ないため、見過ごしてしまう事が多いようです。
しかし、慢性化してくると次のような症状が出てくるということです。
・慢性的な咳をする
・息切れをする
・散歩を嫌がる
・腹水が溜まる
・水を異常に欲しがる
・四肢がむくむ
・臓器の機能不全が起こる
急性の場合は、血尿が出たりして死に至ったりすることもあるそうです。
本当に嫌ですね。
では、フィラリアにかからない様にする為にはどうすればよいでしょうか?
フィラリアの予防法① 予防薬を犬に飲ませる
フィラリアを予防するには予防薬を投与する事が有効なようです。
うちのクーちゃんも定期的に薬を飲ませていました。
これは体重によって処方されるものが違ったりするみたいです。
また、薬も毎日飲ませたり、一年に一度注射したりと色々。
動物病院で処方してくれるそうなので、必ず予防はしたほうがいいと思います。
フィラリアの予防法② 蚊を撲滅する
ここはガーデンドクター柴ちゃんの得意な分野です。
蚊の生まれるサイクルや、どうしたら蚊が減るかの予防法、新しい蚊採り機の開発など色々とチャレンジしております。
これまで書いた「蚊との戦い」のブログをまとめたページはこちらです。
読めば蚊がどれだけ恐ろしいのかわかると思います。
しかし、ガーデンドクター柴ちゃんはあきらめません!それは、日本の皆さんが本当にお庭を楽しむ鍵はここにあると思っているからです!
また、今年も蚊のシーズンがやってきます!熱い戦いを今年もすることを誓います(←高校球児か!)!!!
フィラリアの予防法③ 蚊の少ない室内もしくはガーデンルームで犬と住まう
こちらも非常に効果の高い方法だと思います。
今は統計をとると、日本の約8割のワンちゃん達が室内で飼育をされているようです。
室内となれば、もちろん人間もおります。
ガーデンドクター柴ちゃんなんか、もし部屋に蚊がいたりすると、戦いが終わるまで寝ません。
そんな空間であれば、蚊はいないので、フィラリアにかかるリスクはかなり減ると思います。
しかし、室内だけで飼育する事は、犬にとっては結構ストレスが溜まります。
また、元々は外で元気に走り回っていた犬たちですから、健康にもよくありません。
この解消に実はガーデンルームはかなり有効なのです!!!
それは、また今度の機会に書きますね!
今回はガーデンドクター柴ちゃんの敵である蚊が媒介するフィラリアと犬と庭の関係について書きました。
ガーデンドクター柴ちゃん、やっぱり犬が好き!書いてみてそう思いました!!!
ああ、また犬と生活したいなあ!!!