ガーデンドクターレーダーが変なツボに反応!!!
それは、私が実家の居間で娘を抱っこしているときに、ふとガラス窓の外を見上げたときに発見しました。
「あれ?何だコリャ?こんなものいつからここにあるの?」
と両親に訊ねると
「えーーーー!何だこりゃ。こんなものいつからある?全然気がつかなんだ・・・」
と言う答えが返ってきました。
何だそりゃ。
見つけるとかなりの違和感を覚える形のものだとは思うのですが、この位置だと目線がそこに行かないのか、誰一人気がついていませんでした。
私の実家は居間にある掃出し窓の所にテラス屋根がついています。
この垂木掛けの部分に口の細い花瓶をひっくり返したような形のものがついています。
そして、それは素敵な民芸品のように、白いラインが入ったデザインで土っぽい感じの質感・・・
何だかこれは見た事がある気がする感じだなあ。
調べてみたところ、コガタスズメバチの巣である事が判明
見た事がある感じだったので、早速グーグル先生に聞いてみます。
すると、このつぼ型の巣の形はコガタスズメバチの巣である事が判明!
また、このつぼ型は初期段階の巣であるらしく、中には女王蜂がいて子供を育てている最中で、他に成長した蜂は居ないようです。
うわあ。スズメバチかあ・・・・
実はガーデンドクター柴ちゃん。昔、頭の天辺をスズメバチに刺された事があります。
もうそれは、痛いのなんのって・・・
ハンマーで頭を殴られたくらいの痛みがありました。
そのときの恐怖がよみがえります。
しかし!!!
しかしだ!!!
こんな毎日出入りするようなところに巣を作られちゃあ、こっちも毎日危ない思いをしなきゃなんねえ。
それに、可愛い子供も実家にはよく来るんだ。
やるしかねえ。
ドラッグストアでスズメバチ用の殺虫剤をゲット!!!
やるしかねえと言っても、用意は大切。
今回用意したのはこちらの殺虫剤。
スズメバチと大きく書かれていて、速攻一撃虫ズドン!
これは効きそうですね。
多分キンチョールとかでも普通に効くと思いますが、何せ相手はあのスズメバチです。
2度目は無い(2回目に刺されるとアナフィラキシーショックと言われるショック症状が出て死んでしまうことも。
しかし、一度目でも駄目なときは駄目みたいですのでご注意を)と言われているので、こちらも命がけ。
今回は、事前にグーグル先生から
・コガタスズメバチの巣
・今は初期段階
・女王蜂が一人
という事前情報を仕入れているので挑戦するだけです。
これがもし、上の写真くらい大きくなっていたらこんな無謀な挑戦はしません。
(皆さんは決してしないでくださいね!ガーデンドクター柴ちゃんは、今までに職人してたときを含めて結構蜂と対決してきています。でも危ないと思う。)
その時はプロに任せる。お住まいの市区町村によっては補助金が出るところもあるので、まずは冷静に。
アマゾンでも売っていますね。
でも、こういうものって、かけた後、かなり蜂がぶんぶん飛び回ります。
そして、それは相当危険な状態の蜂です。
もし、今回のような家の近くで、人の往来が頻繁にあるような場所なら、絶対プロに任せましょう。
(いや、そうでなくても任せたほうがいいですね。命はお金にかえられません。)
蜂が一匹飛んでいったのを見計らってズドン!
しかるべき準備をした後、実戦です!
と、そのときでした。
一匹の大きな蜂が「ブーン」と飛んでいきました。
きっとあれが女王蜂だ!
今だ!いなくなった今しかない!でも、もうちょっとまちます。
もし近くにいてすぐ戻ってきたら、ブスリとやられてしまうかもしれません。
ちょっと待った後にブシュー!!!!!
きょ、強力!!!
凄い勢いで発射します。
一発目でビシャビシャです。
本来ならここで勢いよく蜂が飛び出してくるはずですが、やはり先程の一匹が女王蜂だったのか
無反応。
さあ、二発目行こうか!と思ったのですが、ちょっとアクシデント。
ここは屋根があったので、近くに寄って噴射したらちょっと目にかかってしまいました。
あわてて、目をしっかり洗った後、再発射。
二発目を打っても無反応です。
これは、絶対にいないと思った柴ちゃん。
すぐに巣を箒で攻撃しました。
すると、すぐに巣は割れて下に落ちました。
結構もろく、箒で叩いたら割れておちました。
そのせいで花瓶型の巣も無残な姿に・・・
そして、本来の姿であろう蜂の巣の中には生まれたての蜂の子が!
や、やっぱりいた。
初期で本当に良かった。
でも、殺生をするのはなんにせよ気分のいいものではありませんね。
ごめんね。蜂さん。
あとで帰って来た女王蜂
蜂の巣との激闘はこれにて終了。
今回は、小さいごく初期状態のコガタスズメバチの巣だったので撤去も容易でした。
しかし、これが大型だったら・・・恐ろしい。
でも、これを撤去するのにお金を払うのもなあ。
やっぱり初期に見つけるのが一番いい気がします。
何でかと言うと、あとで女王蜂が戻ってきました。
巣が無くなっておろおろ。そりゃそうですよね。
私が女王蜂だったら絶対に許せん!と後々攻撃するかもしれません。
ごめんね。ほんとうにごめん。
でも、そんなところは危ないのだよ・・・
蜂の子も少なかったし、別のところで大きな立派な蜂の巣を作ってください。
と、激闘を終えたのに何だか気分の良くないガーデンドクター柴ちゃんでした。
環境との共生というものはある意味難しいですね。