LIXIL駒ケ根研究所の見験学楽プラザで出た衝撃の葉っぱは“行者ニンニク”
実はこちらの植物。いつもお世話になっているLIXILの駒ケ根研究所の見験学楽プラザの夕食の焼肉のときに出てきたのです。
最初は、飾りの葉っぱかな?と思ったのですが、聞いたところ食べられると言う話だったので、何だ何だ?と思ったのですが、柴ちゃんも分かりませんでした。
悔しいですが、(早く食べたいもんだから)訊いてみたところ
こちらの葉っぱは「行者(ぎょうじゃ)ニンニク」と言う植物の葉っぱでした。
見た目はスズランっぽい姿の葉っぱをしていますね。
お勧めの植物で紹介したシランとかハランとかにもにています。
でも特徴的なのはその葉の厚さ。しっかりと分厚くて、水分豊富。
さっとあぶって食べると、ニンニクの香りがほわーんと口の中に広がります。
この葉っぱでお肉を巻いて食べると・・・・
「さ、最高だがや!」とガーデンドクター柴ちゃんもつい名古屋弁になってしまうほど良い食材です。
もちろん焼肉定番の葉っぱのサンチュとかも美味しいんですけど、ふんわり香るニンニクの香りが食欲を掻き立てます!!!
こんな食材があったとは・・・
巷の焼肉やさんでも食べられると嬉しいですね。
そして、次の朝に朝食を頂いたときに、その行者ニンニクが外に植わっていると言うではないですか!
これは撮影せねばと思って撮ったのが上の写真です。
植わっていると本当に食べられるとは思えないですよね。しかし、ラベルを見ると・・・
植物札に「行者にんにく」と書いてありました。ローズマリーの足元まで生えていってしまっていますね。
きっと強いんだろうな。
調べたところ、山菜の王様とまで書いてありました。
凄いんだ!ユリ科ネギ属の植物で、タマネギとかニラとかニンニクの仲間です。
アリシンという成分を沢山含んでおり、その量はニンニクよりも多いそうです。
Wikipediaには「放牧中の牛が沢山食べて、牛乳がニンニク臭くなる問題が発生する事がある」とまで書いてありました。凄いパワーですね!!!
もっと食べたいなと思いましたが、近くのスーパーで売っている所を見た事はないな・・・
やはり山菜。山に行かないと食べられないのかなあ。
アマゾンで苗が売っていました!!!これを植えれば。ふふふ・・・でも、真ん中のやつは観葉って書いてあるな。食べちゃ駄目?
やっぱりちゃんとしたもの食べないといけませんね。
そう。そしてちゃんとした物と言えば、このギョウジャニンニクととても似ている植物があり、間違えてしまうととんでもなく危険という植物があるそうなのです。
ニュースでやっていたので思わず写真を撮りました。それがこちら。
ギョウジャニンニクと間違えて食べちゃ駄目!それは『イヌサフラン』
ギョウジャニンニクと間違えてイヌサフランを販売してしまったというニュースでした。
写真右上には『食べると死亡も』と恐ろしいキャプションが付いています。
見た目は確かに似ていますね。
しかし、この二つを見分ける特徴があるようで
ポイントは2つ。
一つは『臭い』。
先ほども書きましたが、ギョウジャニンニクはアリシンを沢山含んでいるのでかなり強いニンニクの臭いがします。これに対してイヌサフランはほとんど無し。
そして二つ目が『葉の数』。
ギョウジャニンニクが2枚に対して4から5枚の葉っぱがひと株からはえているのがイヌサフランのようです。でも、上でとった写真を見ると葉っぱの数が2枚では無い様に見えます。
これは茎がいっぱいあるからだと思うのですが、山菜としてとる場合はしっかり根元から葉っぱの数を数える必要がありそうですね。結構難しそうです。
こう考えると強烈なニンニク臭を嗅いだ方が確実そうです。
イヌ○○という植物って結構色々あります。
これは『イヌも食わないような植物だから』という話を修行中に聞いた事が有ります。
例えばイヌビワとかイヌリンゴとかイヌキクイモとか。本当の所はイヌビワについて書いた所でも書いていましたので割愛しますが、これは犬本当に食べないのでしょうか?
もし食べたらえらいことになるので愛犬家の方は注意してください。
しかし、イヌサフランは死ぬ事もあるんですか。危ないなあ。
ガーデンドクター柴ちゃんも色々食べていますが、気をつけないとな・・・
前よりまして危機感が増した柴ちゃんでした!