作品を作っているのはコンタクトレンズのメニコンの会長と技術顧問とそのお父様
今回の三人展は田中会長からお葉書を頂いた事で知りました。
実は前々から田中会長のダルマを拝見してみたいとずっと思っていたので、これはチャンス!と思い早く行こうと思っていたのですが、いつの間にやら15日。三人展は17日までなので後二日で終わってしまいますが、もっと早く行ってこのブログでガンガン宣伝すれば良かったと後悔・・・するくらいとても良い作品ばかりでした。もう本当に感動だらけです。
田中会長のダルマは刻画と言って木を彫刻刀で彫って形を作り、その上に色をつけていくもので、写真から見た感じでは絵にしか見えませんが、近寄ってみると立体感があり、凄い迫力です。
会長は主に達磨大師を描いたものが多いのですが、一つ一つの達磨が違っていて面白い。
柴ちゃん的にはTOPにのせた達磨が一番のお気に入りなのですが、こちらも遊び心があっていい。
ダルマといえば皆さんご想像されると思いますのが、この形。
遊び心があって素敵です。
でも、これを彫って行くのって凄い作業だと思います。
特に達磨大師の毛が凄い。細く細く一本づつ彫られています。
これも、根気がいります。
田中会長は日本で初めてコンタクトレンズを作った方。
会場には色々なメニコン総業からの資料などもあり、その途方も無い挑戦の数々も見る事が出来ました。
会長凄すぎます。
余談ですが、会長にお話を聞いたところ、会長自信は目が悪くなかったそうです。
それでも、試作品をつけたり、コンタクトレンズをはめながら木曽川で泳いでテストしたりと挑戦と失敗の連続。
改めて『ものつくり』の原点を見た気がします。
本当に凄かった。
田中勇輝メニコン技術顧問も凄すぎる
こちらは田中会長の弟のメニコン技術顧問の田中勇輝氏。
今回はこちらのボトルアーキテクチャも拝見する事が出来ました。
実はこちらのボトルアーキテクチャ、以前テレビ朝日でやっている「マツコ&有吉の怒り新党」で見た事がありまして、絶対みたいと思っていたものでした。
今回は田中勇輝氏からの直接の説明を聞く事が出来て感動!
その難しさ、時間のかかりかた、技術力の高さは想像するだけでくらくらしてしまうんですが、お話を聞きビデオで撮影された製作風景を見てさらにくらくらしてしまいました。
凄いのは、こちらのパーツも全部ご自分で製作されたそうです。
それも、資料がないので本物を写真にとって一つ一つ自作。
これだけで一年かかったとの事。
もう言葉が出ません。
すごい・・・
これを閉鎖されたボトルの中で組み上げるんです。
考えられない作業です。
これは世界に一つしかなく、田中顧問しか作れない。本当に物凄いものなのですが、ギネスには載らないそうです。
何故かと言うと、田中顧問しかやった事がないから。
他の挑戦者がいないから。
唯一無二。
田中顧問は木彫仏像も製作されている。
こちらもとんでもないレベルだと思うが、二人とも凄すぎます。
また、今回の展示は「父子三人展」。
これにおふたりのお父様である田中崋山メニコン前会長の竹彫作品も見られます。
こちらも精細の限りを尽くし、とても素晴らしい作品だったのですが、写真を撮り忘れてしまいました・・・反省。
今回、この「メニコン創業父子三人展」で物作りとは何かという事を深く考えさせられました。
また、DNAって凄いんだなとも感じました・・・
本当に行って良かった。
展示は6月17日(金)まで大名古屋ビルジングにある東海東京証券オルクドール・ホールでの開催となります。
こちら何と入場無料です!
この機会に皆様も是非ご覧になったらいかがでしょうか?
ガーデンドクター柴ちゃん本当にお勧めです!!!