LIXIL駒ケ根研究所にあったNEWジーマ
今回ご紹介するジーマは以前ガーデンドクター柴ちゃんが長野県駒ケ根市にあるLIXILの研究所へ研修に行ったときに見させていただいたものになります。
その際に教えてもらった色々なポイントを交えながら新ジーマの特徴や何が売れるのか?など考察していきたいと思います。
まずは内側から。
ジーマの基本的なコンセプトは折戸パネルでフルオープンになるガーデンルーム。
ココマだと、前面はFIX。暖蘭物語だとフルオープンも一部分FIXも色々選べる。
簡単に言うとそんな違いですが、今回のNEWジーマではこの折戸パネルもデザイン、機能と全て見直して刷新していると言うことでした。
たしかに以前と比べるとすっきりした印象をもちます。
機能的には雨風をシャットアウトする下レール回転ブレードというものが備わり、より簡単に雨水の進入を防ぐ構造になっています。
正直な話、今までのジーマは水の浸入などに対してはちょっと弱いかなという印象の商品でしたが、こちらの構造になって、良くなるのかな?と言う印象を受けました。
回転ブレードの構造がとても簡単。やっぱりシンプルイズベストだとおもいます。
一番の特徴は内天井を備え付けられること
今回発売になる新ジーマ。
一番の特徴は「内天井が付けられる事」です。
今までガーデンルームといえば、太陽の光をそのままガーデンルームの中に取り込んで使うと言うのが常識でした。
しかし、今回は全く逆の発想で天井をつけてしまう。
こうすることで、部屋の延長という発想により近い空間を作り出すことに成功しています。
もちろん、今までの採光ルーフタイプも商品ラインアップにありますが、今回の一押しはもちろんこれ。
また、内天井をつけることによって間接照明の演出を加えることができるようになりました。
これは今までのガーデンルームには全く無かった発想です。
美彩という照明をラインアップしているLIXILだから出来た提案だと言うことも出来ますね。
また、内天井の中にはダウンライトも仕込む事が出来ます。
これも内天井があってのこと。
発想を全く変えた今回の新商品。ヒントは建築家さんとのコラボレーションに合ったようです。
先日聴いたタカショーの高岡社長の講演でもお話がありましたが、軒のある空間はオーストラリアでは大人気で、このような内外を繋ぐ空間作りが今は主流だと言うことです。
それも、元々は日本の軒のある家つくりからヒントを得て作られたと言うから驚き。
やっぱり日本の家の作り方って理にかなっているんですね。
内天井と天井の間の空間はどうなるの?
今回のジーマ。確かに今までに無い機能もたくさんあり、面白いなあと思わせるポイントもたくさんありました。
ここで、ガーデンドクター柴ちゃんの疑問が一つ。
内天井と天井の間の空間です。
基本的には、上の写真のように天井の下に内天井を設置します。
すると当然そこには空間ができます。
それも結構な空間です。もちろんそこには空気があります。
空気があるということはその空気が温められたり冷めたりするということです。
その場合に心配なのが結露。
家でも窓ガラスが内と外の温度さで結露することって良くあります。
これがこの空間に閉じ込められた空気で起きてしまって、ボードがカビてくるとか無いのかなと・・・
ちょっと、そこだけが気になりました。
まあ、LIXILさんなんでその辺はもう試験とかしてらっしゃると思うのですが・・・
今回お伝えしてきたNEWジーマ。今後の展開が楽しみな商品であることは間違いありません。
名古屋では一体どんなタイプが流行ってくるのか?やっぱり内天井かなあ?
気になります。また、LIXILさんに動向を取材せねばいけませんね!!!