中津川の和菓子屋さんの和庭園がとても良かった!こんな素敵な和菓子屋さん守山区にも欲しい!2017−2-16

中津川で見つけた和庭が素敵な和菓子屋「満天星 一休」さん。
中津川で見つけた和庭が素敵な和菓子屋「満天星 一休」さん。
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。
今回は同じく岐阜県中津川市で和庭が素敵な和菓子屋さんを見つけたのでそのお話です!

中津川にある「満点星 一休」さん

大きな看板も有る和菓子屋さんです!
大きな看板も有る和菓子屋さんです!

今回気になったのがこちらの和菓子屋さん。名前は「満点星 一休」さん。

中津川ICで降りて下呂へ向かう道の途中にあります。

 

柴ちゃんずっと運転していたのですが、行く道の途中でガーデンドクターレーダーが反応!

 

あれ?何か素敵な和菓子屋さんがあるぞ!これは行かねば!と言うことで帰り道によってみたところ、ビンゴ!

超素敵な店構えはなんと言っても和のしつらえから。

 

大きな看板が目印ですが、店の前にはこんなに素敵な東屋なんかがあったりします。

柴ちゃんの大好きな顔ハメ看板発見!

店の手前にある東屋。周りには小さな流れや石組みもあり素敵な和空間になっていました。
店の手前にある東屋。周りには小さな流れや石組みもあり素敵な和空間になっていました。

この空間いいですねえ。

 

元々、明治から続いた造園やさんで修行させてもらったガーデンドクター柴ちゃんなので、和庭園は大好物!!!日本人ならではのこの感覚は世界のどこへ行っても誇れるものだし、本当にリスペクトされています。

 

日本庭園の作りというのは元々「縮景(しゅっけい)」と言って、元々有る自然を縮小して庭に取り入れて表現をすると言う風につくっていたと言われています。

 

この空間は正しくその縮景がされていて、この空間の中に流れ、山、大地などが表現されています。

 

 

 

飛び石の間にはスギコゲが。
飛び石の間にはスギコゲが。
石の隙間から水が湧き出る!これは滝をあらわしている!
石の隙間から水が湧き出る!これは滝をあらわしている!

また、こちらにはこんなに素敵なくつろぎスペースが

 

 

ここで和庭を眺めながら和菓子が食べたいです!!!
ここで和庭を眺めながら和菓子が食べたいです!!!

いいでしょう!?たまらんですよねえ。

外には素敵な和空間がありましたが、実は更に驚いた物が建物の中にありました!

建物の中にあった水琴窟

レジカウンターの横にあった水琴窟。綺麗な音でした。
レジカウンターの横にあった水琴窟。綺麗な音でした。

そうなんです。水琴窟です。

皆様知っておられますか?

 

パッと見は普通の水鉢に筧があるだけの様に見えますが、これには水の音を楽しむ仕掛けがあるのです!!!

手前に見える竹の筒。この竹筒に耳を当てて水鉢から落ちた水の音を楽しみます。

 

普通に考えたら水のしみる音なんかは聞こえません。

その音を作るために、この下には多分ちょっと大き目のドームのような構造を持った空間があるはずです。

これが室内にあるのです!普通、水琴窟は外にあるので、作るときはただひたすら土を掘る。

しかし、室内です。

当然、そのために建物基礎をどうにかしないといけないわけで・・・

 

粋ですね!

囲炉裏でお湯を沸かしておられました。この周りでお茶を楽しんだりもできます!素敵!
囲炉裏でお湯を沸かしておられました。この周りでお茶を楽しんだりもできます!素敵!

また、こんな素敵な囲炉裏も。

 

ここでお茶を頂いたり、試食のお菓子を頂いたりなんかできます。

その試食のお菓子なんですが・・・

 

 

超ウマイ!!!

 

 

私もリンゴのケーキみたいなヤツを試食させてもらいましたが、めちゃうま。

甘い物好きのガーデンドクター柴ちゃんに完全ビンゴ。

 

大量にお菓子買わせていただきました!!!これで家に帰っても楽しみいっぱい!!!

 

 

驚いた玄関前の石。これって一枚もの!?

ガーデンドクター柴ちゃんが最も驚いたのがこちら!こんなに大きな石をどうやって据えたんだ!?
ガーデンドクター柴ちゃんが最も驚いたのがこちら!こんなに大きな石をどうやって据えたんだ!?

今回ガーデンドクター柴ちゃんが最も驚いたのがこちらの石。

玄関前にあったのですが、これって一枚物?

 

めちゃくちゃ大きいんですけど・・・・

3×4m位は余裕でありそうです。

どうやって据えるの!?

建物立てる前?軒だけは後で作ったのでしょうか?

気になるウ・・・

 

色々気になったので、どなたがこちらの庭を造ったかきいてみたところ、京都の庭師さんが作ったそうです。確かに台杉も「北山台杉」と書かれていましたからね。

 

 

北山台杉。これの剪定難しいんですよねえ。
北山台杉。これの剪定難しいんですよねえ。

台杉って元々、木の仕立ての方法。

下から杉の幹がたくさん出てくる仕立てをして、杉丸太をたくさん取るために編み出された方法で、京都の北山地方で作られていたからその名前がついたと記憶しています。私も修行時代によく植えさせてもらいました。

 

私の記憶の中ではこの子の剪定が一番難しかった。

植木の剪定では松が一番難しいと思われがちですが、これ難しかったなあ・・・

もともとの状態が悪いと綺麗に切れない。

たまには切りたいなと思うガーデンドクター柴ちゃんでした。

 

本当に素敵な和菓子屋さんでした。もうちょっと暖かくなって新緑の季節頃にまた行ってみたいなと思います!!!

 

今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!

 

次のブログは、「君の名は。」忘れてしまいそうな方必見!守山区に刻まれたこの名前は相当忘れない!!!です。みてね!!!