遊び心がいっぱいの庭!これこそ庭だ!!!
昨日からお伝えしておりますが、彼が平成28年度の岐阜景観賞を受賞された名和豪敏氏です。昨日は素敵な休憩スペースを中心にお伝えしましたが、今回はその他にも沢山ある見所をご紹介!
まずはこちらのカウンタースペース。
名和さんが素敵にポージングしてくれていますが、こうしてくつろぎます。
注目したいのはこの形。V字型になっていますよね。
その間にあるのが四角い大きめの石。
この石には子供が立って、お店やさんごっこできるんです!!!
楽しーーーー!!!
大人も楽しめるけど、子供めっちゃ楽しいだろうな!
素敵な提案です。
こちらが版築で作った円形の花壇。
版築は以前も瀬戸に行ったときに紹介したと思いますが、結局やってない。
作りたいと思っていても、中々品質の事を考えると踏み切れませんね。
しかし、今回名和さんは挑戦されて、しっかりと土、にがり、石灰で作られたそうです。
全く朽ちたりしていません。素晴らしい。
そして、この円形の花壇。縁が広めですよね。
こんなに広くする必要は花壇だけの使い方ならないのですが、こちらをテーブルに使うという発想の元に作られたそうです。
そして、下にある天然木はベンチ!
ベンチ!?細くない?と思ってしまうのはガーデンデザイナーの悪い癖ですね。
ベンチ=座面≒400mm
この公式が頭から離れませんが、別に100角の柱一本でも座れます。
そしてなんと、このベンチにはもう一つの使い方が隠されていました。
何と!平均台!!!
子供達は楽しんでこのベンチの上を歩くみたいです。
楽しいなあ!
水琴窟で癒しの音色を
そして、こちらが水琴窟!先日の中津川の和菓子屋さんにも水琴窟がありましたが、こちらの育みの場でも和のしつらえがしてありました。
いい音だったんですよ〜。
丁度隣の道路でU字溝の入れ替え工事をしていて、しっかりとした音が録れませんでしたので残念ながらUPできませんでした。
しかし、よく見てみるとこのつくばいも良い。
筧って普通は竹で出来たものが殆どで、たまにあって木製。
今回見られたのは栗の木をなぐりで仕上げて銅のパイプを仕込んだ物。
これから水が落ちて、昔鉄工所で使われていた炉の中へ。
こんな自由な発想のつくばいは見たこと有りません。
本当素晴らしい。
ガーデンドクター柴ちゃんは造園の職人として4年、徹底的に現場を勉強させてもらいました。
そこで覚えた知識は、今の自分の全てだと思っています。
しかし、作法を守る事。定石通りに作る事が大切だと頭のどこかで思っている事が多い。
もちろん、基本を知っていないと応用は出来ないので良い事だと思っているのですが、このように自由な発想をして古い物の中にあたらしい物を見いだして行く事もお庭の大切な部分。
今回、この建築家が作る庭を見せてもらって一番感じたのはこの部分です。
実はガーデンドクター柴ちゃん、昔は結構ぶっ飛んだものを考えていました。
しかし、最近はなんだか縮こまっていたような気がする。
うーーん。ちょっとかわりたいな!
そうするか!
楽しくなりそう!!!
今回はガーデンドクター柴ちゃんを目覚めさせてくれて本当にありがとうございました!!!
名和さん、サンキュー!!!