今回は、【漏電ブレーカー】についてのお話です!
みなさん、ご自宅で、電化製品を一度に使いすぎてブレーカーが落ちてしまった経験、ありませんか?? (ほとんどの方が、あるのではないでしょうか!!)
電子レンジとか、IHクッキングヒーターとか、掃除機とか、使用アンペアの大きなものを同時に使おうとすると、すぐにブレーカーが落ちてしまいますよね!
つい、うっかり、やってしまいがちです。私も何回も経験したことがあります。
しかし、自分の家で、自分のうっかりでやってしまう分にはまだ良いのですが、
他人の家、さらにはお客様のお宅でやってしまうと、うっかりでは済まなくなってしまいます!!
我々がエクステリアの工事をする際には様々な工具を使用しますが、
その電源はお施主様の家の電源(建物の外壁に付いている防水コンセント)を使用させていただくことがほとんどです。
その為、工具を一度に複数使用してしまうと、すぐに使用アンペアが許容オーバーして、ブレーカーが落ちてしまいます。
こちらは、電動かくはん機。
モルタルを練る(セメントの粉と、骨材(砂利)と、水を混ぜて練る)際に使用するのですが、なにせモルタルを練るのは硬くて重たくて、ものすごいパワーが必要な為、その分使用アンペアも大きく、注意が必要です。
油断して、かくはん機を使用しながら別の工具を同時に使用しようものなら、一瞬でブレーカーが落ちるのは確実です。
そんなときの為に、「漏電ブレーカー」があるのです!!
電動工具のコンセントを、電源に直接挿さずに、間に漏電ブレーカーを挟むことによって、
もし使用アンペアが許容量をオーバーしてしまった際には、この漏電ブレーカーの部分で電気を遮断してくれる為、
本体の電源のブレーカーが落ちるのを防いでくれるのです!!
よく見る配電盤と同じ、つまみがありますね。
このつまみが、パチンと落ちてしまうわけです。
実は以前、私の担当するお客様宅での工事にて、漏電ブレーカーを使わずに工具を使用し、建物本体の電源ブレーカーを落としてしまい、お客様に大変なご迷惑をお掛けしてしまったことがありました。
それ以来は、どんな工事でも、お客様宅の電源をお借りする際には、必ず、漏電ブレーカーを使用するように徹底しています。
工事関係者の皆さん、漏電ブレーカーを使用するよう、心掛けてください。
工事関係者ではない皆さんも、いつか業者さんに何か工事を依頼する際には、こうしたことにも注意してもらうようにしていただくと良いと思います。