前回は塗装工事の養生(ようじょう)についての話題その④でした。養生の世界は深いですねえ。
今回は、柴ちゃんが行った新商品勉強会に出ていたリクシルさんの今年のもう一つの目玉商品『デザイナーズレール』について書こうと思います!
素敵なR端部を持った格好いい手すり『デザイナーズレール』
待ってました!!!こんな手すりが欲しいと思っていたんです。
カタログで見た時「いいじゃん!」とおもい、すぐにお客様にお勧め。
結局そのお客様はロートアイアンでオリジナル手すりとフェンスを作る事になったのですが、条件が合えば本当にこれを採用しても良いかなと思ってました。
今までに無かったRの端部。
カタログで見る限りは素敵な商品。
実際にみても中々の仕上がりです。
こういった柔らかいRを使った商品は使いどころによってはとても面白くなります。
デザイン的にあえてはずす時なんか非常に良いですよねえ。
上の写真の黒いデザイナーズレール。
これは高さの低い物で、主にフェンスの代わりなどで使うようです。
カタログには高い物と低い物をあわせて作る様な感じで出ていました。
そして、もう一つがこちら。
階段手すりのデザインナーズレール
こちらが階段の手すりとして使うデザインナーズレールです。
階段の段差の四角い角と手すりのRの部分の対比が非常に面白いですね!
こりゃあ、凄い新人が出てきたな!良い仕事するなあ。
と、感心していました。
しかし!!!
しかし!!!
残念な事にこのRの部分の仕様が『超限定』なのです!
実は、階段の手すりはもの凄く奥が深い。
正直めちゃめちゃ難しいです。
何故なら、角度や距離などが階段によってかわるから!
階段の蹴上げと踏み面、トータルの長さと柱の位置。
これが現場によって全部違う!!!
しかし、この赤丸で囲ったここのパーツ。Rの形は一つしかありません。
どんな場合限定かというと・・・
階段の蹴上げ(高さ)15cm、踏み面30cmこの場合限定。
その他の階段には対応できないそうです。
やったとしても、Rの部分が一つなので角度がきまる。
そうなると、上の柱と下の柱で高さがかわってきます。それが長い距離になるとかなりかわる。リフォームでは使えないかなあ・・・
でも、新築エクステリアの場合はこのサイズで階段を作る様に設計をすれば使えます。
しかし、それも結構難しいかも。
エクステリアは全てが水平、フラットというのは基本的にはあり得ない世界。
雨が降るのでどこかに水を流す勾配を付けなきゃいけません。
そうなると、階段の段差も結構気を使って設計をします。
上手い事おさまるように考えるんですよね。
しかし!このような素敵なデザインのある手すり。
お客様の為にはなります!!!ちょっとツリっぽいタイトルでごめんなさいね!
リクシルさん良い商品を作ってくださってありがとうございます!!!