前回は、【殲滅宣言!】スギナへ除草剤を直接塗るのに刷毛では無い良い方法を思いついたので実践してみた!!!
という内容にてお伝えしました!
今回は、「かぶり厚」と「スペーサー」について!
駐車場コンクリートの施工について掘り下げていたら、
とても奥が深くて、結構なシリーズ物になってしまいました^^;
↓シリーズ最新話はこちら↓
【結束線とハッカー】ワイヤーメッシュはしっかりと固定しましょう!
前回の記事では、
コンクリートの打設にはいくつかの基準があって、
その一つは、
「溶接金網(ワイヤーメッシュ)の重ねは1目(150)以上重ねる」
というお話を紹介しました。
今回は、二つ目の基準のお話になります。
第2の基準!! かぶり厚とは??
駐車場コンクリートを打つ際の基準の二つ目は、
『溶接金網のかぶり厚は50mmとし、スペーサーブロック等を使用(3個/㎡以上)する』
というものです!!
まず、溶接金網とは、前回紹介したワイヤーメッシュのことです。
そして次のキーワード、「かぶり厚は50mmとする」について。
かぶり厚さとは、
鉄筋を覆っているコンクリートの厚さのことです。
コンクリートの表面(=地表面)から鉄筋の表面までの距離をいいます。
なので、
コンクリートを厚さ100mmで打つとすると、
その真ん中にワイヤーメッシュがくるようにすると、ちょうどかぶり厚は50mmになります!!
写真のスペーサーは、大きさが50mmなので、この上にワイヤーメッシュを置くと、ちょうど良いかぶり厚を確保することができるのです!!
なぜかぶり厚さが必要なのか??
鉄筋は、酸化によって錆びてしまい、劣化してボロボロになってしまいます。
その酸化(錆び)は、鉄筋が、水や空気に触れることで起こります。
なので、鉄筋が水に濡れたりしないよう、鉄筋を保護するため、
しっかりとコンクリートで覆い、水に接触することがないようにするのです。
コンクリートは、中に鉄筋を埋め込むことによって、強度が何倍にも上がりますが、その鉄筋が錆びてボロボロになってしまっては、コンクリート自体の強度も下がってしまうことになります。
コンクリートの強度が下がると、車を乗り入れしたりしているうちに、ヒビが入ってきたり割れたりしてしまいます!
そうならない為に、鉄筋のかぶり厚さを確保するということに繋がってくるのですね。
ちなみに、スペーサーについては、以前柴ちゃんも書いているので、良かったら見てみてください^^ 今回使用しているものとはまた全然違うスペーサーを使用しています!!
【プロ必見】コンクリートの駐車場に使うスペーサーをお手製に出来るって知ってた?