ユニック車は商品名で、正式名は「トラッククレーン」だった!
前回のブログで紹介した、トラブル発生の際に私を助けてくれたユニック車!!
一般的に、ユニック車という名前が浸透していますが、
実は、ユニック車という名前は大手メーカーの商品名で、総称としては『トラッククレーン』と呼ばれるとのことでした!!
以前、重機(ユンボ)の紹介をした際に、「ユンボ」は商品名で総称は「バックホウ」というお話をしましたが、今回も同じパターンでした!
(シーチキンとツナの違いとおんなじ原理ですね!!)
ユニック車(トラッククレーン)の機能紹介!!
前回お伝えしきれなかった、
ユニック車の機能面について、少しご紹介します!
ユニック車を使用する際は、クレーンを伸ばす前に、側面からアームを出して、地盤に固定します!
片側だけでなく、必ず両サイドともにアームを出して固定します!!
このアームは車体を安定させる為のもので、
両サイドにしっかりと固定しておかないと・・・・クレーンで重いものを持ち上げた際に、バランスを崩して転倒してしまいます!!
実際に、私も知り合いから、
ユニック車が道路で転倒したという話を聞いたことがあります。
そのくらい、身近で起こりうる話でもあり、注意が必要です。
レバーやボタンがいっぱい!複雑そうな操作盤!!
操作部分です!
こちらに付いているレバーで、
クレーンの操作(上げ下げ、伸び縮み、回転、フックの出し入れ)等を行います!!
あんなに立派な操作盤がありますが、
こちらのリモコンでも操作が可能です!!
右手に持っているのがリモコンです。
リモコンがあれば、
車体から離れていてもクレーンの操作が出来るので、
非常に便利です!!
常に荷重に注意!!
操作盤には、
クレーン操作のレバーだけでなく、
荷重計が付いています!!
クレーンで吊っている荷物の重量が、これを見ればわかる優れものです!!
そしてこちらは荷重表!
荷物を何キロ、何トンまで持ち上げても大丈夫かの、一覧表になっています!!
どうしてこんなにたくさん数字が書いてあるかというと・・・
クレーンを伸ばした長さや、クレーンの角度によって、
耐荷重量が変わってくるからです!!
例えば、クレーンの長さ。
クレーンを1メートルだけ伸ばした状態と、5メートル伸ばした状態では、
1メートルだけの状態の方が、重たい重量に耐えることが出来ます。
アームを伸ばしたら伸ばした分だけ、負荷が掛かり、バランスも崩しやすくなります!!
そして、クレーンの角度。
垂直に近い(まっすぐ上を向いている)程、重たい重量に耐えることが出来、
横に倒せば倒すほど、負荷が掛かり、バランスも崩しやすくなる為、
クレーンの角度によっても、最大重量が変わってきます!
それら、
長さと角度と重量の関係が、あの操作盤の荷重一覧表になっているという訳です!!
ユニック車は、とっても便利で、とっても役に立つ、とっても優れた機械ですが、
その分、危険が伴う作業をする機械でもあるので、
操作のために必要なこと、覚えることがたくさんありますね!!
運転には資格も必要で、だれでも運転出来る訳ではありませんが、
世の中には一般の人に知られていないこんなに素晴らしいものがあるんだということを紹介したくなり、今回の記事を書かせていただきました!
興味持って読んでくださった方がいてくれていたら嬉しいです。