コンクリートに穴を開ける専用のドリル
先月のブログで、
スロープの手すりが根元でポッキリと折れてしまった!どうやって直すのか??
という記事を書かせていただきました!
その際に、
コンクリートに穴を開ける専用のドリルがあると紹介しましたが、
そのドリルについて、もう少し詳しく紹介してみたいと思います!!
「コア抜き」の機械!!
こちらの機械が、
コンクリートに穴を開ける専用のドリルです。
機械の名前は・・・
機械の名前は、『ダイヤコアドリル』と書いてあります!!
ダイヤ・コア・ドリル 。
ダイヤ・・・ ダイヤモンド
コア・・・ 芯・中核
ドリル・・・ 回転しながら穴をあける道具
つまり、
ダイヤモンド粒子でコーティングされたドリル刃を回転させながら芯をくり抜く道具
ということです!!
そのまんまの名前ですね!! わかりやすい!!
ちなみに、建築用語で、
「ドリルで芯をくり抜いてコンクリートなどに穴を開ける」ことを「コア抜き」と言います!!
コア抜きの機械に、ホースが接続されている!なんで??
「コア抜き」の作業中、
機械に青いホースが接続されています。
そして、ドリルの先端から水が出ています。
水を掛けながらドリルを当てているんですね!!
なぜ、ドリルに水を掛ける必要があるのでしょうか??
その理由をまとめました!!
水を出しながら作業する理由!!
【理由①】 粉塵対策!!
コンクリートをドリルで削ると、
コンクリートの粉(粉塵)が出て来て、周囲が粉塵だらけになってしまいます!!
周囲の壁や床が粉まみれになるのはもちろん、
空気も粉塵まみれの空気になるので、
息を吸うと同時に粉塵を吸い込んでしまい、非常に体に悪いです!!
しかし、水を撒きながら、水を掛けながら作業することによって、
粉塵の飛散を防止できるのです!!
粉塵が空気中に舞わずに、水と一緒に流れていってくれるので、体への影響を考えたら、絶対に水を掛けながら作業するべきです!!
【理由②】 騒音対策!!
コンクリートに、高速回転するドリルを当てると、
「キーーーーーーン!!!!キーーーーーーーーン!!」
と、かん高く大きな音が出ますが、
水を掛けながらドリルを当てると、
低音で、音量も小さく抑えられます!!
【理由③】 摩擦熱対策!!
コンクリートに、高速回転するドリルを当てると、ものすごい摩擦が発生し、
その摩擦熱はとんでもないことになります!!
摩擦熱が大きくなりすぎると、刃が焼き付いたり、発火の危険があったり・・・。
水を掛けることによって、その摩擦熱を冷ますことが出来、
ドリルの摩耗を軽減することが出来ます!!