道路の途中で、道路の幅が変わっている!なんで??
こちらの写真の道路。
先日、お客様との打ち合わせに出向いた際、
駐車場から歩く途中の道で気付いた疑問について検証してみました!!
写真の通り、
道路の途中で、急に、幅が変わっています。
手前側は広いけど、途中で急に狭くなっています。
(4メートルから3メートルになっています。)
なぜ、
同じ一本の道路の途中で幅が変わるということが起きているのでしょうか??
その謎に迫ります!!
どういう経緯でこうなったかと推測すると、
『元々幅3メートルの道路だったけど、後から整備した部分を4メートルに広げた』
ということだと思われます!!
法律で道路の幅の最小基準が決まっていた!!
実は今の日本の法律では、
新しく道路を作る・整備する場合は、道路幅4メートル以上じゃないといけないという決まりがあります!!(私道は除く)
「建築基準法」という法律で、
道路幅は4メートル以上ないといけないと決まっているのです!!
(建築基準法 第42条2項)
この法律が制定されたのは昭和25年の為、
昭和25年以降に作られた道路はすべて幅4メートル以上で作られています。
それ以前からあった道路については、
法律制定に伴ってすぐに壊して作り直さなければいけない訳ではなく、
その道路を作り直す際に4メートル以上にすれば良いということになっています。
つまり、
こちらの写真の幅3メートルの部分は、
昭和25年当時からこの状態で、それ以降ずっと擁壁を作り変えたりせずこの状態のままだったのだと思われます。
昭和25年以降に新しく家を建てる人は、4メートル以上の道路を作るのに必要な幅分を控えて、工事をしなければなりません!!
もしこちらの家の方が、今後、擁壁を作り直したりする際は、
現状より1メートル控えて擁壁を作らないといけないことでしょう。
エクステリア業者には道路の知識も必要!
外構・エクステリアの工事では、
道路に面する部分を工事することも多いので、道路に関する知識も必要になってきます。
まさに今回のケースに該当するような擁壁をお持ちの方から
擁壁の作り変えの依頼をいただいたりしたときに、
道路の決まりのことを知らずにそのままの位置で作り変えてしまったりしたら・・・
道路幅が足りないということになり、大変なことになってしまいます。
そのほかにも、
駐車場などはまさに道路に面している部分だし、
敷地外周のブロックを道路に沿って建てることもあります。
たまに、U字溝の工事をすることもあります。
道路についての決まりを知らずに工事をしてしまい後から大変なことにならないように、
私ももっともっと道路についての知識も増やしていきたいと思います!!