道路に大きくはみ出してしまった柿の木を剪定
先日、会社の近くにお住いの方から、
樹木の剪定についてのご依頼をいただきました。
さっそくご訪問してみると、
道路に大きくはみ出してしまった柿の木が。
お話を伺ったところ、
毎年剪定をしてもらっていた庭師の職人さんが、高齢の為体調を崩し、引退してしまったので、切ってもらおうにも誰にも頼めなかったとのことでした。
そこで、ご縁があって、弊社のことを知ってくださり、ご相談をくださいました。
反対側にある梅の木も、
道路に大きくはみ出してしまった状態でした。
弊社でお願いしている庭師の職人さんを含めて、
お客様と、どのように剪定するかを相談しながら、
一本ずつ丁寧に剪定を進めていきました。
剪定を進めながら、奥様から色々なお話を聞かせていただきました。
今回剪定をさせていただいた、柿の木や、梅の木。
40年前に苗木のものを買って来て、ご自分で植えられたということ。
40年間、毎日、お庭の木を育てながら見守り続けてきたということ。
柿や梅の実がなったら収穫して、
家族で食べたり、お友達やご近所の方におすそ分けをされたり、毎年実がなるのを楽しみにしてきたこと。
柿泥棒や梅泥棒の被害に合い、心を痛めて苦労されたこと。
本当にたくさんの思い出が詰まった樹だということを教えていただきました。
そんな、40年分の想いのこもった樹の管理を任せていただけたこと、
とても光栄で、胸がいっぱいになりました。
お庭には、それぞれの人の人生が詰まっているということを
改めて実感し、
素晴らしい仕事に出会えたなぁと、嬉しい気持ちになりました。
また来年、我々にこのお庭の剪定を任せると言っていただけました。
来年の今頃、またこちらのお庭の思い出の一部に加われること、
本当に楽しみです。
出会いに感謝。