イギリスにあるThe Beth Chatto Gardensは凄く素敵な砂利の庭
こちらは、イギリスにあるThe Beth Chatto Gardensの多分入り口辺りの写真です。
ガーデンドクター柴ちゃんが訪れたのは6月。イギリスで言えば完全なガーデンのオンシーズン。ご覧の通り沢山の宿根草が美しい花を咲かせています。
日本のお庭施設でも、このような看板はあると思います。
日本で言う所の「今日の見所のお花」みたいな事ですね。
ここで注目して欲しいのが、一番上のGravel gdnという所。
Gravelは日本語で言う所の砂利。そしてGdnはガーデン。お庭という事です。
そう、ここベスチャットガーデンは砂利の庭があるのです。
実は、以前にも【イギリスのガーデンから学ぶ】砂利の庭でもこんなに素敵に!!!というブログを書いたのですが、今回はその砂利について注目して見たいと思います。
この砂利ですね。
ここでちょっと面白いなと思ったのが、植え込みの中にも歩く部分と同じ様に砂利が敷いてあること。こうしてあると、植物の世話もやり易いですもんね。
勉強になるな〜。
このベージュの砂利は自然な感じなので、とても植物とあいますね。
でも、一体どんな砂利なのでしょう?
そこで、この写真を拡大してみると・・・
こんな感じです。
ベースの色はやはりベージュですね。アースカラーというか土の色。
それに白っぽいのや、黄色っぽいのが混ざっている様に見えます。
歩いた感触としては、結構細かかったなという気がします。
では一体この砂利はどんな砂利なのでしょう?
実は日本でもイギリス産の砂利を購入する事が出来ます。
色々な所から買えると思うのですが、一番種類が多かったオンリーワンのマテリアルというカタログでイギリス産の砂利を探してみますと、何と16種類もありました。
イギリス産 平べったい Slate スレートの砂利
まずは最初にスレートチップです。
日本の砂利では中々見かけませんね。
でも、イギリスでは結構見かけます。
柴ちゃんはイギリスで日本庭園を作る仕事をしておりましたので、この色味が何となく和風と合う。と、イギリスの方は思っているようです。まあ、上のベージュ色よりかは合いますね。
アマゾンでも売っていますね。
この種類のこの色の砂利ならば、ちょっとモダンなイギリスデザインのお庭とかの方が合うかな。仕事で行った高級フラット(日本で言うマンション)の中庭を思い出します。
イギリス産 丸っこい Pebbles ぺブルの砂利
次はまるい石です。英語ではこういう砂利の事をペブルと言うんですね。
スコティッシュペブルという事は、スコットランド?
ガーデンドクター柴ちゃん、イギリスに住んでいましたが、スコットランドは行った事ありません。遠いんだもん・・・
こちらもアマゾンで売っています。しかしながら全てかなりの値段ですね。
カタログに載っている定価よりアマゾン随分高い。
送料が入っているってことでしょうか?いや、送料別途ですね。
何故だろう・・・
イギリス産 ちょっと大きくてまるっこい Cobbles コブルの砂利
そして、更に大きくて丸いのがコブル。
カタログ表記の大きさは50から70mm。
かなり大きいです。
実は、砂利の庭は手間がかからなくて良いという面もあるのですが、一つだけ難点があります。それは猫の糞。
もちろん猫ちゃんの居ない所では全く問題ないのでしょうが、細かい砂利だと、結構猫のトイレにされてしまう事が多い。今までガーデンドクター柴ちゃんも色々な猫よけについてブログに書いてきましたが、実はこれくらいの大きさの砂利でやればほぼ猫ちゃんはここをトイレにしなくなります。
もう砂利という認識ではなくなるのですね。
これくらい大きな砂利だと、正直人間も歩き難い。
猫よけの基本は「猫のいやがる事をし続ける事」。
柴ちゃんも一度施工させてもらいましたが、効果は抜群です。
しかし、値段は結構掛かります。
イギリス産 尖ってる Gravel グラベル砂利
英語で砂利の事をGravelグラベルと言います。
私も普通の砂利はグラベルっていってましたね。
これはかなりの種類を日本でも購入する事が出来ます。
9種類?凄い買えますね。
それぞれ、色が違っていたり大きさが違っていたりします。
ここでベスチャットガーデンで使ってありそうな色と大きさの物がやっと出てきます。
ゴールデンフリント辺りが近そうな色だなという感じですね。
以前もフリントンストーンの事は話しましたが、フリントストーンはイギリスでよく見られる石。
これは日本では全然見かけません。
これの色がベージュっぽい感じの物の様な気がしますね。
でも、ちょっと違う様な気もする。フリントンストーンてちょっと黒い部分があるんですけど、それがベスチャットガーデンでは見られない様な気がするんです・・・いや、やぱりあるかなあ。
もっとしっかりと見てこれば良かったと11年前を悔やみます。
『イギリス 建設 砂利』で検索してみると・・・
でも、ちょっとフリントンストーンじゃない様な気がしたのでググってみました。
検索キーワードは『イギリス 建設 砂利』。
するとサジェストされた画像は・・・
これじゃないでしょうか?
日本ではこれを袋に詰めて売っているのかもしれませんが、イギリスでは普通に建材として売っているのかもしれませんね。
ベスチャットガーデンの立場で考えても、かなり広い面積を砂利でうめなければいけないとなると、単価の安い物で作りたい。
日本でも同じ考え方ですよね。
やっぱり袋詰めの砂利より建材屋さんで買うトラック一杯いくらと言う砂利の方が格段に安い。柴ちゃんも、こうした建材砂利を使って家の外周や庭をつくるのが多いです。
柴垣グリーンテックでは素敵な色の建材砂利でイングリッシュガーデンが作れます!
しかしながら、建材砂利は地域によっても結構違う。
何故なら、場所によって採れる物が違うから。
先日行った静岡の方では、ちょっと色のくらいグレーくらいの色の砂利をよく使うと言っておられましたが、愛知では豆砂利と言われる色々な石が混ざった砂利か、猿投などで採れる御影系の砂利を使う事が多いです。
しかしながら、そうした砂利は結構和のイメージが強かったりもします。
それだと、家の外周で使ったりするには全く問題ないのですが、メインの庭となるともうちょっと良い物をと言って、上で紹介した様な袋詰めの砂利を使う事があります。
でも、費用面で見ると、正直高い。5倍から10倍位するんじゃないかと思います。
それが広い面積となると、結構辛いですよね。
柴ちゃんだったらそのお金を使って庭の植物や構造物にお金をかけたい。
そんな時におすすめなのがこちらの砂利。
先日施工させてもらったグラベルガーデンです。
こちらは裏になるのでこうして砂利を使って手間のかかり難いガーデンにしました。
何れはお客様がこちらにベンチとか鉢植えとかを置いて楽しんで頂く空間です。
年末に工事を終えたのでまだ、植物が奇麗ではないですが、来年のオンシーズンにはかなり奇麗なイングリッシュガーデンになると思います。
楽しみだなあ。
また、追ってリポートしますね!!!
今回はイギリスのグラベルガーデンにはどんな砂利が使われているのかを検証しました。
最後にこんな写真を見つけたのでおまけ。