気がついたら割れていた可哀想なテラコッタの鉢
犯人は一体だれだ?
私が好きな下草であるアジュガ・チョコレートチップを植えたテラコッタの鉢がいつの間にか割れていた。
でも、ここは植え込みの中だし、誰かボールでも当てたのか?カツオ?のび太?いや、近所にはそんな小さな子供は居ない。
もしかしたら、根っこが悪さをしたのか?と思ったが、あらわになった鉢を見ても割れる程の根がまいている訳ではない。
ガーデンドクター柴ちゃんはもう一度割れた破片を見つめる。
何か証拠は無いか・・・
今ではわれてただの破片になってしまった陶器のかけら。
そう、テラコッタは元々の語源は「terra(土)」「cotta(焼いた)」。
イタリアではこうした素焼きの物をテラコッタとよんでいる。
何とこいつはイタリア人だったか。
俺の可愛いバンンビーナをよくもやりやがって!!!
はっ!!!もしや他の奴らにも危害が及んでいるのか!?
スイレン鉢は無事だが・・・
無事だったか。ほっとしたぜ。
もともとあった左下の割れも広がっていない。
よかった、安心だ。
以前入れたメダカ隊はどこか旅に出たっきりだが、蓮は無事だ。
しかし、それにしても凄い氷だな・・・
その隣の鉢は・・・
なんとか無事なようだ・・・
それにしても凄い氷だ。今までこの場所でお前等をずっと見てきたが、こんなに凄い氷が貼った事なんて無かったぜ。
さっきの鉢に比べてこちらの蓮の色が悪い。まあ、大丈夫だと思うが、ちょっと心配だな。
ん?まてよ?この氷、なんだか盛り上がってないか?
なんてこった・・・
5cm以上の氷がはっているだと!?
今まで守山区に住んできたけど、こんなに分厚い氷なんて見た事無いぜ!
それほどまでに今年の寒さは凄いって言う事か・・・
うん?まてよ、もしや犯人は氷!?
そうか、犯人は鉢の中で水が凍って体積を増やした氷か!
確かにテラコッタは対凍害に問題がある場合が多い。
なんといっても、素焼きだからな。
素焼きは多孔質で中に水を通す。
それが、植物の生育には良いのだが、もし水がたまっている場合は凍ったときに一気に割れが生じる。
そんな簡単なトリックだったとは・・・
しかし、今までは何ともなかったのに・・・残念だぜバンビーナ。
今年の冬は本当に寒い。
静かに春を待つとするぜ。
と、いきなりハードボイルドな文体になりましたが、今日はこれくらいで。