オープンガーデンで訪れたお庭
先日のブログでオープンガーデンで見つけたグラスハウスのお話をしました。
今日はそのお庭の紹介の続きです。
オープンガーデンで見せてもらったこちらのお庭。
これが一般家庭の自作の庭?と言うレベルで綺麗です。
今日はその秘密を探って行きたいと思います!
まずは広々とした芝生の庭から。
こちらはオープンガーデンの受付だったかな?
庭の入り口の所にパラソルがありまして、そこから広い芝生の広場が広がっています。
イギリスと言えば芝生といってもいいくらい。
庭好きは芝生の管理に命かけています。
日本で言ったら松の手入れに命かけるくらいの話かもしれませんね。
この日もしっかりと芝が刈られていて美しい芝生でした。
ちょっと虎刈りですがw
こうして遠くから眺めると、家や門などの添景物とグリーンが素敵に絡み合っているのが分かるとおもいます。イギリス人もやっぱりグリーンが大好き。
そして太陽が大好き。
オンシーズンの陽気な気候と日照時間の長さでお手入れ時間もどんどん延びる。
そして家側から見るとこんな感じです。
カラーリーフを混ぜたボーダーガーデンが素敵ですね。
庭としての面積が広いのでボーダー花壇の植物達も一つ一つが大きい。
おばちゃんの背丈以上の低木がわさわさしていますね。
もう一つ注目したいのが借景のうまさ。
生垣の外の森をうまく借景で使っています。
「一体どこまでがこちらのお庭でしょう?」と思わず聞きたくなってしまうほどのスケールですよね。
フォーカルポイントにはしっかりと添景物を!
こちらのお庭でしっかり作られていたなと思ったのがフォーカルポイント!
フォーカルポイントとは「目線が集中するような場所につくる見せ場」というような意味です。
例えば道の先の行き止まりや道が交差する場所。
植えの写真の女の子の像もれっきとしたフォーカルポイント。
TOPで使った池なんかもそういう意味合いがあったと思います。
こちらは芝生の道が交差するポイントに置かれたフォーカルポイントの鉢です。
これが無かったらこの空間が絵にならない。
柴ちゃんだったら、女の子の像も鉢植えももう少し大き目のものを選ぶと思いますが、自分でこれだけ大きなものを運ぶのは大変ですからね。
緑のトンネルの向こうにある空間をドキドキ想像する植栽計画
こちらの写真にも素敵な秘密が隠れています。
こちらのパーゴラ。植物が生い茂りなかなかうっそうとしております。
しかし、その奥には明るい色のカラーリーフや花の色がちらほら。
これが大切。
このドキドキ感です。
「ああ、この先には一体どんな空間が広がっているのだろう・・・」
これが大切ですよね。
特にこういった広い庭園をデザインするときにはエリアわけが結構大切で、
そのつなぎとして「トンネルドキドキ効果(柴ちゃんが勝手に命名)」は重要な要素で、良いサプライズが生まれると思います。
そして、この先に広がっている空間が・・・
こちらのボーダーガーデンです!
いやあ、美しい。
植わっているものを見る限り落葉の宿根草が多いので冬は結構寂しい感じだと思いますが、おオンシーズンは抜群!
オーレア(黄色)のシモツケが不等辺三角形に配置されているのがニクイ!!!
あー、イギリス行きたい(笑)。
イギリスの写真を見るといつも思ってしまうガーデンドクター柴ちゃんなのですが、守山区を早くこんな素敵なガーデンシティにして、オープンガーデンやりたいなと密かに野望を燃やしているのでありました。