【リサイクル砕石】解体されたコンクリートはちゃんとリサイクルされて再資源になります! 2018-3-28

リサイクル砕石でテラスの下地を作っています
リサイクル砕石でテラスの下地を作っています
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。

 

前回は、 【守山区サクラ速報2018】大森・雨池公園は9分咲き!フルーツパークの枝垂れはまだ!

という内容にてお伝えしました!

 

今回は、解体工事についてのお話の続きです。

   

前回のおさらい

先日のブログで、

 

ブロック塀の解体工事の様子をご紹介しました。

 

【解体工事】コンクリートブロック製の門塀を壊す様子をご紹介!

 

【解体工事②】産業廃棄物を捨てる際もゴミの分別が必要です!

 

 

今回のブログは、

 

解体したコンクリートのその後を追ってみたいと思います。

 

コンクリートごみはリサイクルされる!

解体工事の様子をお伝えした際、

 

コンクリートはコンクリート、レンガはレンガ、鉄は鉄と、

 

分別して仕分けして捨てる必要があるという話をさせていただきました。

 

それは、それぞれがリサイクルされるためです!!

 

 

解体したコンクリートのガラ
解体したコンクリートのガラ

こちらは、コンクリートを解体した際の「ガラ」です。

 

「ガラ」とは、建築業界用語で、

産業廃棄物・建築廃材の総称として使われている言葉です。

  

コンクリートの産業廃棄物は、

「コンクリートガラ」、略して「コンガラ」と呼ばれます。

 

 

コンクリートガラは、

建材屋さんや、産業廃棄物処理業者さんにて引き取ってもらうのですが、

 

引き取られたコンクリートガラはそのまま最終処分される訳ではなく、

リサイクルの資源として活用されています。

 

具体的には、

リサイクル砕石」として再利用されています。

  

テラス下地にリサイクル砕石を使用しています。
テラス下地にリサイクル砕石を使用しています。

上の写真の地面に敷いてあるのが、リサイクル砕石です。

 

「砕石(さいせき)」は、字のとおり、砕(くだ)いた石のことです。

 

リサイクル砕石は、

コンクリートガラを砕いて細かくして、石の砕石の代わりに利用されています。

 

 

本物の石を砕いた砕石と、コンクリートガラを再利用したリサイクル砕石

 

性能・機能はほとんど変わらないですが、

 

リサイクル砕石のほうが、リサイクル製品だけあってすこし金額が安いし、エコなので、

 

弊社ではこちらを利用することが多いですね。

 

 

リサイクル砕石は、

 

コンクリートアスファルト舗装などの、

下地材路盤材として活用されています。

 

 

写真の看板に「テラス下地」と書いてある通り、タイルテラスの下地材にもよく使用しています。

  

タイルテラス作成後
タイルテラス作成後

このようなタイルテラスの中身は空洞ではなく、

 

コンクリートや、その下地としてリサイクル砕石がぎっしり詰まっているのです。

 

 

 

車庫コンクリート。この下地にも・・・
車庫コンクリート。この下地にも・・・

車庫のコンクリートの下地にも、

 

リサイクル砕石が使用されています。

 

 

コンクリートを打つ前の写真です。

 

車庫のコンクリートを10センチ厚で打ちますが、

 

その下地路盤として、リサイクル砕石が10センチ敷いてあります。

 

こちらのようなブロック塀の下にも・・・・

 

ブロック塀の基礎コンクリートの下地にもリサイクル砕石が使用されています
ブロック塀の基礎コンクリートの下地にもリサイクル砕石が使用されています

ブロック塀の基礎コンクリートの下地としても、

 

リサイクル砕石が使用されています。

 

アスファルト舗装の下地にも、リサイクル砕石が使用されています
アスファルト舗装の下地にも、リサイクル砕石が使用されています

そして、こちらの写真は、

アスファルトを打つ前の道路の状況です。

 

現在リサイクル砕石が敷いてありますが、あとこの上にアスファルトを敷くだけの状態であると思われます。

 

道路のアスファルト舗装の下地材としても、

リサイクル砕石が使用されているのです!!

 

 

あらためてコンクリートガラの行方を考えてみると、

 

様々なところで活用されているんだということがわかりました。

 

 

一般家庭ごみのリサイクルについては皆さんも関心があることと思いますが、

 

産業廃棄物のリサイクル状況についてまで詳しい方は(業界関係者以外)あまりいらっしゃらないのではないかと思います。

 

しかし、資源のリサイクルという問題は、地球環境にとっての問題、そして社会全体の問題でもありますので、

 

これを機会に、産業廃棄物のリサイクルについて皆さんに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

 

 

以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!
 
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