元気なアオダモの新芽が出ない
先日、お客様から連絡を頂ました。
お引渡から一年半程経ったお客様なのですが、その際植えたのがアオダモ。
最近は人気の樹種で。その自然樹形や葉のさらさらした感じが何とも素敵。
ガーデンドクター柴ちゃんも、自然な感じを出したいときはアオダモを使ったりしますが、アオダモを使う理由は結構丈夫だから。
それ程葉っぱが食べられたと言う話も今まで出たりしてないので、お客様のためにもなるかなと思って最近出動が多いです。
まあ、でも植物。それに落葉樹なんで、この新芽の季節は結構葉っぱが柔らかいし、
何かしらに食べられても不思議じゃありません。
何せ、あの頑丈丈夫でしられたシマトネリコさえも青虫に食べられる。
同じモクセイ科の落葉樹であれば、シマトネリコよりも弱いかな?
と言う感じです。
しかしながら今回、お客様から頂いた連絡では「上のほうだけ新芽が出ない」ということ。
そして、伺ってチェックさせてもらうと上の写真のように幹が分かれた所にこぶの様な物が・・・
これなんだ?病気?でも、こんな風にならないよな・・・乾燥してるし。
なんだろうな?と思ってよく観察してみると、何かに食べられたあとに残るおがくず的なものも有る・・・
おがくずといえば、テッポウムシですが、テッポウムシの場合はもっと地表に近いところにおがくずが大量に出る。
後は、オリーブを食べるゾウムシのようなものかな?でも居ないよな?
と思って観察を続けていると・・・
何かもぞもぞしたものが居る!!!
何かもぞもぞしてる・・・なんだろう?でも昆虫系だな。
間髪居れずガーデンドクター柴ちゃん、素手で捕獲!!!
すると・・・
2匹も居た!!!
もぞもぞはこれが原因か!
お楽しみの最中申し訳ありませんが、ご退場ください!ということで原因が分かりました。
このゾウムシですね。
これが幹を食べたのだと思います。
アオダモはゾウムシに食べられてしまうんですね・・・
初めて知りました。
しかし、ゾウムシ。調べてみると日本に1000種類以上居るらしい。
そりゃ、アオダモが好きな子も中には居るよね。
今回、このゾウムシに食べられて他の幹は一本枯れてしまいました。
しかし、早めにご連絡いただいたおかげで、もう一本の幹を救う事が出来ました。
やはり、植物は観察が命!!!
「変だな?」と思うにも観察が大切。
毎日見ていればその変化に気がつきます。
毎日見ている自分の体重増加は全く気がつかないのに・・・ちょっと悲しい。
植物は観察。体重は体重計。
毎日チェックが大切は同じです!!!