おさらい
先日のブログにて、
名古屋市守山区の下志段味という地区でエクステリア工事をする際、
そのエリアが特定土地区画整理地内だった為、名古屋市への申請が必要だった
というお話をしました。
土地区画整理事業とは??名古屋と東京の有名な土地区画整理地を調べてみました!
【ナナロク申請とは??】土地区画整理地の「76条許可申請」について解説!!
【土地区画整理地】76条申請書類の中身を具体的に見てみましょう!!(名古屋市の場合)
今回は、
具体的な申請の流れについて、ご紹介してみたいと思います。
76条許可申請の流れについて
名古屋市の下志段味特定土地区画整理地内で工事を行う際の具体的な流れはこんな感じになります。
表にあるように、
エリア内で工事をするということになった際は、
まず「名古屋まちづくり公社」という所に行き、申請書類をもらいます。
名古屋まちづくり公社というのは、「下志段味土地区画整理組合」や「上志段味土地区画整理組合」など、いくつかある組合と、名古屋市役所との橋渡しをしている組織です。
組織関係が
ややこしくて言葉での説明が難しいので、簡単に図にするとこんな感じです。
【名古屋市役所】
↓ ↑
【名古屋まちづくり公社 】
↓ ↑
【下志段味土地区画整理組合】
↓ ↑
【柴垣グリーンテック】
↓ ↑
【施主(建築主)】
具体的なやりとりの流れ
我々柴垣グリーンテックとしては、
まず名古屋まちづくり公社とのやり取りをします。
①名古屋まちづくり公社に行き申請書を入手
②申請書を作成
③施主様に必要事項の記入・押印をいただく
④名古屋まちづくり公社に申請書を提出
⑤後日、名古屋まちづくり公社から申請許可書をもらう
名古屋まちづくり公社からの許可が下りたら、
次はその許可書を持って、名古屋市役所に持っていきます。
⑥名古屋市役所に申請書を提出
⑦後日、名古屋市役所から申請許可書をもらう
名古屋市役所からの許可が下りたら、
またその許可書を持って、下志段味土地区画整理組合に持っていきます。
下志段味土地区画整理組合の許可が下りれば
いよいよ工事が開始できるという訳ですが、
その許可をもらう為には組合と我々両者での「現地立ち合い」が必要になります。
⑧下志段味土地区画整理組合に着手届を提出 & 現地立ち合い日の申請
⑨下志段味土地区画整理組合と現地立ち合い
⑩下志段味土地区画整理組合から許可書をもらう
そして、ここまで許可をもらって、ようやく工事開始することが出来ます(^^;)
まとめ
申請に伴う一連の流れですが、
・・・けっこう長い道のりです(汗)
最低でも、
公社に3回、
市役所に2回、
組合に1回、
現地立ち合いに1回、
何回も出かけていく必要があり、移動が大変です(;;)
書類に間違いがあったり、不備があった場合は
直して再提出しなければならないので、さらに多くなる可能性もあります。
そうならないように、
何度も何度も事前に書類を自己点検してから持っていきます。
申請書類の作成もかなり大変で、すぐに短時間で作れるものでは無いし、
公社や役所のチェック・指導も厳しく、何回かは書き直し(加筆修正)が必要になってきます。
公社も市役所も組合も、
書類の許可認定にそれぞれ1週間程度掛かりますので、
我々が最短の動きをしたとしても、
合計で4週間程度掛かってしまう形になります。
土地区画整理地内での工事の際は、
申請の流れ、そしてその必要期間も事前に把握し、準備を進めなければなりませんので、
注意が必要です!!
ちなみに、
工事が完了した後も、
⑪組合に完了届を提出 & 完了検査立ち合い日の申請
⑫現場にて完了検査
・・・申請書類との違いがないかチェックされます。
不備があった場合は、手直しが必要です。
完了検査に合格すれば、
ようやく一連の申請が完了ということになります。
とっても長い道のりでしたが、
無事に完了したあかつきにはかなりの達成感が味わえますよ(笑)
このような感じで、
今回の下志段味のお客様の工事を無事に完了することが出来ましたので
本当に良かったです!!