樹木を敷地内に移植しました!
先日春日井市にてお庭のリフォーム工事をさせていただきました。
お庭のリフォームをするにあたって、
樹木の配置を変えることになった為、
一旦抜いて、別の場所に植え替えることになりました!!
赤い丸で囲った木(カクレミノ)を、
一旦抜いて、別の場所に植え替えました。
抜いてから植え直すまでの流れ
スコップを使い、土を掘りながら、木を抜きます。
根っこの周りを円形に切り取って、
根っこを傷つけないように、
根っこを丸ごと切り取ります。
根を引っこ抜いたら、
まずは麻布(あさぬの)で包みます。
麻布で包んだ後、
土が崩れないように麻縄(あさなわ)で縛って固定します。
麻布と麻縄で、根を保護することを、根巻きといいます。
木の根は、毛細血管のように細かい根が土中を這っているので、
土が崩れてバラバラにならないように、根巻きをして保護します。
土が崩れて、根から土が離れて、根が裸になってしまうと、根が乾燥して壊死したり弱ってしまうので、
根が裸にならないように常に土で覆って固定しておくことで、根を保護します。
根巻き完了。
根を切り出すときの大きさは、
通常、根元の幹の太さの4~5倍程度を目安に円形に切り出します。
新しく植え変える場所を決めて、
土を掘ります。
根巻きをした根のサイズを目安に、それより一回りくらい大きく掘ります。
掘った穴に、
木をはめ込みます。
こちらの写真を見ると、穴は下の地面にあるのに、
職人さんはなぜか上を見上げています。
なぜでしょうか?
それは、植える向きを調整しているのです!
葉っぱや枝の向きを確認しながら、木を回転させて、
「どの向きで植えたら一番見た目が良いか」を確認しているのです!!
向きが決まったら、
穴に落とし込みます。
あらかじめ根巻きのサイズを測ってから穴を掘ったので、
ピッタリとハマりました!!
スコップを使ったり、水を注したりしながら、
隙間に土を詰め、
根鉢と土が密着するように土を埋めていきます。
麻布と麻縄は、
巻きつけたまま、一緒に土に埋めてしまいます!
その方が根が崩れないですから、木にとっては良いのです。
麻布も麻縄も、
半年から一年くらいで土に返るので、心配はいりません。
無事に、植え替えが完了しました!!
お庭の真ん中にあった木を、敷地の角に移動することによって、
お庭を広く使えるようにリフォームすることが出来ました。
新しい場所で、
元気に育ってくれることを願います!!