土留ブロックを積もうとしたら配管が出てきた!
こちらは前回のブログでご紹介した土留工事の様子の写真です。
ブロックを積もうとする部分を掘ったら、
パイプが出てきました。
排水管です。
雨水排水用のパイプが、建物から道路に向かって配管されています。
このままではブロックが積めません。パイプが邪魔です。
かといってパイプを切ってしまうわけにもいかないので・・・
そんなときは、
コンクリート用のカッターを用意します!!
排水管のサイズに合わせて、
コンクリートブロックを加工します!!
パイプが通る分の最小限の切込みを入れて、
パイプを通しました!!
赤い丸で囲った部分が、排水管のパイプです。
さらに今回は他にも、ブロックを切り欠いた部分があります。
まずは、青い丸で囲った部分(2ヶ所)。
土留の水抜き穴です。
一般的に、
一定以上の高さの土留を作る場合は、ブロック積みにしろRC擁壁にしろ、
水抜き穴用のパイプを入れます。
そして、黄色い丸で囲った部分。
境界杭の部分です。
境界杭は、敷地の位置を示す大事なもので絶対に動かしてはいけないもので、
隠してもいけないものなので、
ブロックを切り欠くことで対応しました。
境界杭=境界際に立てるもの。
ブロック土留=境界際に積むもの。
どうしても重なってしまうのは宿命ですね。
緑色の丸で囲った部分は、
もともとあったRC擁壁に設置されていた水抜き穴です。
このように、
弊社だけでなく、どこの業者さんの工事でも必ず入っているものです。
一定以上の土留を作る際には水抜き穴を入れなければならないというふうに建築基準法で決まっているからです。
土留の内側に水が溜まってしまうと、
地盤がドロドロになって地盤がゆるくなってしまうため、
水が抜けるようにしておかないといけないのです。
みなさんも、普段はまったく気に留めていないことだと思いますが、
街を歩く際などにちょっと壁面を見てみたりすると、
「あ、こんなところに穴が開いてる!パイプが入っている!」
とわかっていただけると思いますので、
少し注意して見てみると面白いと思います!!